アスレチックスが胃腸疾患の少年と夢叶える1日契約 本塁打予想に選手が応え話題に
MLB公式サイトが伝える「彼は好きなチームのアスレチックスと契約した」
アスレチックスが27日(日本時間28日)、胃腸疾患を患う少年と1日契約を結んだ。粋な計らいは称賛を浴びたが、さらにその少年の試合前の予想が的中し、マット・チャップマン内野手がホームランを放ったことが話題となっている。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「メイク・ア・ウィッシュの子供オーガスト・ウォルドが試合前にマット・チャップマンが本塁打を打つと予想して当たった」とのタイトルでレポート。「メイク・ア・ウィッシュ」は重い病気を患った子供の夢を叶える活動を行っている団体のことで、記事では「土曜日は小さな野球ファンであるオーガスト・ウォルド君にとって大きな日だった。彼は好きなチームのアスレチックスと契約した」とこの日の出来事について伝え、オーガスト君が記者会見を行ったことも紹介している。
さらに、「オーガスト君は試合前にメディア対応をし、予想をした。土曜日に誰が本塁打を打つか聞かれ、彼は当然のように『チャップマン』と答えた。5回にオーガスト君の予言は的中した」と言及。この試合、チャップマンは5回に23号2ランを放っていた。そのため、「Cut4」は「アスレチックスは今後もオーガスト君を帯同させるべきかもしれない。彼は本塁打を呼ぶ」と伝えている。アスレチックスの公式ツイッターでは、オーガスト君が試合前にデビッド・フォーストGMと球団と契約した場面、グラウンドで打席に立って“初安打”を打った場面の動画をツイッターで公開している。
オーガスト君については、地元紙「ザ・マーキュリー・ニュース」も「ウィッシュの子供オーガスト・ウォルドがアスレチックスの選手として1日過ごす」とのタイトルでレポート。「生まれて以降、オーガスト・ウォルド君は胃腸疾患を患っている。8歳の少年の願いは、いつかアスレチックスの選手となること。土曜日にアスレチックスはその願いを叶えた」と報じた。
アスレチックスの粋な計らいで実現したオーガスト君の「夢」。米国では大きな感動を呼んでいる。