侍J、フィジーに30点大勝 仁志監督は2連発の4番鈴木を称賛「飛ばす力はある」
鈴木が2打席連発、今大会初登板3人が完封でオープニングラウンド突破
台湾・台南市で行われている「第5回 WBSC U-12ワールドカップ」。侍ジャパンU-12代表は29日、オープニングラウンド第4戦でフィジーと対戦。30-0で大勝し、開幕4連勝とした。
初回、1死一塁から生田目博之介(越谷リトル)の2ランで先制。さらに青木朔真(筑後ボーイズ)、重松寿翔(豊川中央ボーイズ)、泉祐成(広島廿日市ボーイズ)、川邊宙輝(大阪八尾ボーイズ)の4連続適時二塁打などで一挙9得点を奪い、一気に試合を決定づけた。
2回は、鈴木拓斗(兵庫神戸ボーイズ)の2ランなどで8点。3回にも鈴木の2打席連発の2ランなどで13点を追加。大量30得点で4回15点差コールド勝ちとした。
今大会初登板の先発・泉は初回こそ右前打を打たれたものの、2回は3者連続空振り三振に仕留めた。3回からは初登板の三宅巧人(武蔵府中リトルリーグ)が救援。四球、死球、エラーで1死満塁のピンチ。ここを一ゴロ、三邪飛に打ち取り、無失点に抑えた。4回も初登板の高畑知季(兵庫波賀リトルリーグ)が無失点に抑えて完封。投手陣の層の厚さが光った。
29日のチャイニーズ・タイペイ戦からスタメンを8人入れ替えて臨んだ一戦。投手も全員が初登板と出場機会の少なかった選手たちが活躍し、オープニングラウンド突破を決めた。仁志監督は2打席連発の鈴木について「パワーはある子なので、ボールが緩いと飛ばす力はあるかなと思います」と称賛。30日は南アフリカとオープニングラウンド最終戦を戦う。
(工藤慶大 / Keita Kudo)