ペナントレース正念場、8月に強い打者は誰? 昨年のセ・パ上位打率5傑は…

中日・ビシエド(左)、ソフトバンク・松田宣浩【写真:荒川祐史】
中日・ビシエド(左)、ソフトバンク・松田宣浩【写真:荒川祐史】

現時点で規定打席に達している打者の昨年8月の成績は?

 まもなく8月。1年で最も過酷な季節が来る。プロ野球のペナントレースも正念場を迎える。厳しい8月を制するチームがペナントを制するといっても過言ではない。

 では、その8月に強い打者は誰か。現時点で規定打席に達している両リーグの打者の昨年8月の成績を調べてみた。

○パ・リーグ 昨年8月打率上位5傑(50打席以上立った打者)

松田宣浩(ソ) 24試89打33安8本21点1盗 率.371
渡邉諒(日) 20試56打19安3本5点1盗 率.339
浅村栄斗(西) 26試109打35安4本26点0盗 率.321(今季は楽天)
中田翔(日) 25試100打32安6本19点0盗 率.320
中村剛也(西) 26試91打29安12本26点0盗 率.319

 昨年の前半は不振を極めたソフトバンクの松田宣がこの時期に復活。開幕から好調を維持している今季はどうか。日ハム渡邉諒は、昨年夏以降に打撃が上向いた。昨年の浅村は、春先から打線を引っ張った山川がやや不振(8月打率.217)になる中で、好打を連発した。今季浅村が移籍した楽天は現在4位。ポストシーズンを狙える位置にある。浅村の存在感が増しそうだ。

 日ハムの中田翔はチームが月間10勝13敗2分と足踏みする中で主軸の働きだった。西武の中村剛也は昨年夏、リーグ最多の月間12本塁打。豪打が際立った。今季も夏場になって本塁打を量産しているが、8月も注目だ。

 昨年のパの8月は、浅村、中田翔、中村剛也と同じ高校出身のスラッガーたちが活躍していた。

中日のビシエドは昨年8月だけで47安打、広島鈴木は12発29打点

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