西武、天敵の鷹・高橋礼についに勝利 辻監督は山川の復活予告「8月1日から…」
4戦4敗だった高橋礼に黒星つける、夏の大型連勝へ「山川次第であるかも」
■西武 5-2 ソフトバンク(30日・メットライフ)
西武が30日、ソフトバンク戦(メットライフ)に5-2で勝利。今季これまで4戦4敗と“天敵”だった相手先発・高橋礼についに黒星をつけた。
1点を追う4回、先頭の外崎が四球で出塁すると、1死二塁から森が高橋礼の地面スレスレのシンカーを捉え左中間に運ぶ技ありのタイムリーを放ち同点。栗山のライトへのタイムリーで勝ち越しに成功した。投げては先発の今井が粘って6回2失点で約1か月ぶりの6勝目。首位ソフトバンクとのゲーム差を「4」に縮めた。
辻監督は先発の今井について「ホームラン1本だけで踏ん張ったのがよかった」と6回に松田宣にソロを浴びたものの追加点を許さなかった粘りの投球を評価。「課題の残る投球だったけど、(久しぶりの勝利が)本人にとって大きな源になってくれたら」と今後の投球に期待を寄せた。
ここのところ当たりが止まっていた栗山が4回1死二、三塁から勝ち越しのタイムリーを放ち、スタメン起用に応えた。初球を捉えた値千金のタイムリーに指揮官も「見事だったね。ラクになれるし、(状態も)上がってくるだろう」と称えた。
また、この日無安打だった4番の山川については「内容は悲観するようなものではない。明日が7月31日か、デッドラインだな。8月1日から爆発するよ」と予告。「山川次第で連勝もあるかもしれないね」と逆転優勝へ夏の大型連勝を予感していた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)