田中将大、復調の鍵は…米誌指摘「スプリットなしではタナカは信頼できない」

「スプリットなしでは、タナカは信頼できない」

「その(12失点した)登板では、初回2アウトの状況で、タナカはジャッキー・ブラッドリーJr.に0ボール2ストライクからスライダーを投げた。本来ならスプリットを投げる場面だったが、彼はもうスプリットを信頼していないため、スライダーを投げた」

 この試合、ボガーツにグリーンモンスター越えの先制3ランを浴びた田中は、その後2死満塁の場面でブラッドリーJr.に右翼線への2点二塁打を浴び、試合の流れを決める痛い失点を喫していた。この場面で確かに田中は追い込んでからスライダーを投げて、打たれていた。

 記事では、「あるヤンキースのスタッフは『球種が読まれていることが原因であってほしい。もしそうじゃなかったら……』と語った。現時点で原因は判明していない」と言及。レッドソックスが田中の球種をクセなどから読んでいるという分析はニューヨークメディアも記事にしている。ただ、それならば対策を立てられるものの、単純に田中の状態が悪くて打たれているならば、この先の見通しも厳しくなるとの見方だ。

「彼の球種が読まれているのか、スタッフが調査を開始した日、タナカはスプリットを修正するために、異例となる登板翌日にフェンウェイ・パークでブルペン入りした。ヤンキースは2019年の飛びやすいボールがスプリットの問題を悪化させていると考えている。しかし、ボールは変わらないため、タナカはスプリットを復活させるために懸命に取り組んでいる。スプリットなしでは、タナカは信頼できない」

 切れ味抜群のスプリットは、田中が絶大な勝負強さを発揮した過去2年間のプレーオフでも威力を発揮した。ただ、その球種に問題があるとすれば……一刻も早く解決しなければいけないことは間違いない。

(Full-Count編集部)

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