日ハム王柏融、予定より早く実戦復帰も…栗山監督「打つことと投げることは別」

日本ハム・王柏融【写真:石川加奈子】
日本ハム・王柏融【写真:石川加奈子】

完全復帰には時間がかかる見通し「守りのことも考えると、考えないといけない」

■日本ハム – 楽天(31日・札幌ドーム)

 日本ハムの栗山英樹監督が31日、本拠地楽天戦を前に、ファームで実戦復帰した王柏融外野手について言及した。

 7月9日・ロッテ戦の守備でスライディングキャッチを試みた際に右肩を痛めた王はこの日、イースタン・リーグ、ヤクルト戦(鎌ヶ谷)に「3番・DH」で先発出場。右肩関節骨挫傷で実戦復帰まで約4週間の見通しとされていたが、予定よりも1週間早く打席に立った。

 初回の第1打席はフルカウントから左腕ジュリアスの141キロ直球を打って遊飛に倒れ、3回の第2打席は122キロ変化球を捉えたものの右飛だった。2打席で退いた。

 栗山監督は「打つことと投げることは別に進めているから。打つ方はそんなに時間がかからないと思う。でも、守りのことも考えると、どういう感じにしてあげるか、考えないといけない」と完全復帰までにはまだ時間がかかる見通しを明らかにした。

 台湾で3冠王に輝いて今季日本ハム入りした王は、故障前まで69試合に出場、打率.281、32打点、3本塁打の成績を残していた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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