日ハムは千賀に4戦4敗、計29回で3得点のみ 敗戦に栗山監督「こっちの責任」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

首位ホークスとは2.5ゲーム差に、杉浦交代は「5回でというより、球の状態を見ながら」

■ソフトバンク 2-0 日本ハム(2日・札幌ドーム)

 日本ハムは2日、本拠地でソフトバンクの千賀滉大投手に2安打完封負けを喫した。首位攻防3連戦の初戦を落とし、ゲーム差は2.5に開いた。

 今季3戦3敗と苦戦してきた千賀にまたもやられた。0-0で迎えた5回に渡邉諒内野手が左前にチーム初安打を放つも、石井一成内野手が試みた送りバントは投飛となり、続く宇佐見真吾捕手は二ゴロ併殺打に打ち取られた。2点を追う8回には宇佐見と代打の谷口雄也外野手が2者連続で四球を選んで無死一、二塁の絶好機をつくった後、代打の杉谷拳士内野手がスリーバント失敗。三塁を踏むことすらできなかった。9回2死から渡邉が中前打と一人気を吐いたが、千賀に今季初完封勝利を献上した。

 これで千賀に4戦4敗。計29回で3得点しか奪えていない。栗山英樹監督は「状態が良かったのは理解しながらも、相手がいいとか悪いとか、そんなことを言っている時期じゃない。何とかできなかったのは事実なので、しっかりやっていきます」と悔しさをにじませた。

 一方、投手陣は試合をつくった。中16日で先発した杉浦稔大投手は3安打無失点と好投しながらも5回65球で降板。6回に2番手の堀瑞輝投手が1死から牧原に右前打を許すと、今宮を迎えた場面で栗山監督は3番手の玉井大翔投手を投入。結果的に玉井は2死一、二塁からデスパイネの右前に運ばれて、先制された。

 栗山監督は杉浦の降板について「5回でというより、球の状態を見ながら」と説明。「選手は一生懸命やっている。(結果は)こっちの責任」と話した。首位攻防第2ラウンドに向け、指揮官は「明日が最後の試合と思ってやるしかない」と力を込めた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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