侍ジャパン、韓国戦は降雨サスペンデッド 恵みの雨に仁志監督「悪くない」
劣勢の展開で突然の豪雨、3日はメキシコ戦とのダブルヘッダーに
台湾・台南市で行われている「第5回 WBSC U-12ワールドカップ」は2日、スーパーラウンド第2戦が行われ、侍ジャパンU-12代表は韓国と対戦。勝てば初の決勝進出が決まる試合は1-4とリードされて迎えた3回途中に降雨サスペンデッドに。3日に試合途中から再開されることとなった。
初回、先発の林京乃佑(東京城南ボーイズ)が死球、四球、左前打で1死満塁のピンチを背負うと、暴投で先制を許す。さらに、2死一、三塁からレフト前に落ちるポテンヒットと不運な形で2点目を失った。
打線も相手左腕に苦戦した。初回は3者凡退。2回は林が相手エラーで二塁まで進み、2死二塁から桑元信祐(ガッツ鹿児島)の適時二塁打で1点を返したが、続く坂本慎太郎(松戸柏リトルリーグ)が二ゴロに倒れて同点とはならなかった。
3回には2回から継投した坂本が右前打、味方エラーで1死一、二塁のピンチを背負い、適時右前打で失点。代わった川越昂太郎(東京城南ボーイズ)が2死一、三塁から2者連続四球。押し出しでリードを3点に広げられた。
すると試合開始前の晴天から一転、3回から突然の豪雨に襲われる。高畑が二ゴロに倒れ、1死走者なしの場面で中断。1時間以上待っても止む気配がなく、3日に試合途中から再開されることとなった。
流れを掴めない中での恵みの雨。仁志敏久監督は「今日止まったことはこっちにとっては悪くはないですよね。向こうはかわいそうですけどね。ちょっとゲームがあまりにも酷かったので」と話した。仕切り直すチャンスだと見ている。3日は韓国戦終了後、ダブルヘッダーでそのままメキシコと対戦。韓国に逆転で勝利できれば、決勝進出が決まる。韓国に敗れた場合は、メキシコ戦と他国の結果次第となる。
(工藤慶大 / Keita Kudo)