大谷の自打球後“快足打”に米実況感嘆「どれほど俊足で素晴らしいアスリートか」

第4打席に三塁内野安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
第4打席に三塁内野安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

敵地インディアンス戦で昨季23度を超える今季24度目のマルチ安打

■インディアンス 7-2 エンゼルス(日本時間4日・クリーブランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地のインディアンス戦で「3番・指名打者」で2試合連続先発出場。2打席凡退で迎えた6回の第3打席で左翼線二塁打を放ち、8回の第4打席で三塁内野安打。2試合ぶり今季24度目のマルチ安打をマークした。全2得点に絡む活躍だったが、チームは完敗。3連敗となった。

 5点を追う6回1死一塁。先発右腕プラトコから快音を飛ばした。左翼線にギリギリ入る二塁打とした。打球速度89マイル(約143.2キロ)。4試合連続出塁に伸ばし、くアップトンの左犠飛につなげる一打となった。4点を追う8回2死一塁では4番手左腕ペレスの初球を振った際に自打球が右足甲に直撃。その場で悶絶したが、その後三塁線へ飛ばし、快足で内野安打とした。2試合ぶり今季24度目のマルチ安打で同一、三塁に好機を広げ、続くアップトンの中前適時打につなげた。

 この日、全米中継された「FOXスポーツ」では快足内野安打にも注目。実況はジャスティン・カッチャー氏、解説は米誌「スポーツ・イラストレイテッド」のトム・バードゥッチ氏だったが、足で稼いだシーズン24度目のマルチ安打に称賛の声をあげた。

実況「難しいプレーです。オオタニは速いです。サンタナが捕球できませんでした。トラウトが三塁に向かいます。ラミレスのエラーになります」

解説「彼の守備は素晴らしいです。良い捕球でした。オオタニはまたインサイドアウトスイングで打ちましたね。彼の送球がピッタリだったとしても、間に合ったか分かりません。オオタニは俊足です」

実況「オオタニがどれほど俊足で、素晴らしいアスリートかということを知らない人もいますね」

 試合後、大谷は「ヒットが出ていても、もっと良くなるところはあると思うので。そこを見つけながら。ダメなところはもちろん改善しながらやりたいなと思います。安打も大事ですけど、四球も大事ですし、いろんな仕事があると思うので。ヒットを打つだけが仕事ではないので、その場その場でその仕事ができれば、いい気持ちになるんじゃないかなと思うので、その気持ちを増やしたいなと思います」と振り返った。試合には敗れたものの、大谷がポテンシャルの高さを全米に見せつけた。

(Full-Count編集部)

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