元阪神・呉昇桓が古巣の韓国サムソンに復帰決定! 「来季に良い姿を見せられるように」
7月にロッキーズからDFAとなり、古巣に年俸6億ウォン(約5300万円)、背番号「21」で復帰
ロッキーズからDFA(獲得する球団がなければマイナー降格か自由契約)となっていた呉昇桓投手が韓国プロ野球(KBO)・サムソンライオンズに入団することが決まった。6年ぶりの古巣復帰となる。
今季はロッキーズで開幕を迎えた呉昇桓だったが、7月に左わき腹の故障で故障者リスト入りした後、右肘の手術が必要となったことで同球団からDFAとなった。阪神で守護神として活躍し、海を渡ってから約4年。メジャーでの通算成績は232試合に登板して16勝13敗42セーブ、防御率3.31だった。
DFAとなった直後、すでに韓国では呉昇桓のサムソン復帰が確実視されており、正式な退団が決まった後、すぐに呉昇桓本人と接触して入団交渉に入っていた。そして今回、年俸6億ウォン(約5300万円)、背番号は「21」に決まった。
呉昇桓の古巣復帰を受けて韓国メディア「mydaily」では呉昇桓のコメントを紹介しており「再び、サムソンのユニフォームを着ることを喜んで歓迎してくれた球団に感謝します。今季は手術とリハビリに集中して来季に良い姿を見せられるように最善を尽くします」と報じている。
今季は右肘のリハビリに時間を充てる予定だが、2015年に発覚した海外賭博の影響でKBOから72試合出場停止処分を受けているため、これを消化しなければならない。このリハビリ期間を利用すれば来季序盤には1軍のマウンドに立つことができる。無事に古巣復帰が決まった呉昇桓。日米韓通算399セーブを挙げた守護神は来季復帰に向けて古巣でスタートを切る。
(豊川遼 / Ryo Toyokawa)