星稜奥川が94球完封! 履正社は大会タイ1試合5発、立命館宇治が甲子園初勝利

星稜・奥川恭伸【写真:沢井史】
星稜・奥川恭伸【写真:沢井史】

津田学園・前は160球完投勝利、霞ケ浦の好投手・鈴木は3回途中7失点した

 第101回全国高校野球選手権大会は7日、1回戦4試合が行われた。履正社(大阪)、津田学園(三重)、星稜(石川)、立命館宇治(京都)がそれぞれ勝って、2回戦に進出した。

○履正社(大阪) 11-6 霞ケ浦(茨城)

 履正社が1試合5本塁打の大会タイ記録を樹立し、先発全員17安打11得点で打ち勝った。初回、桃谷が先頭打者弾を放つと、プロ注目の4番・井上も同2死から大阪大会準々決勝から4戦連続、高校通算47本目の一発。3回に野上が2ラン、5回に西川がソロを放ち、8回には桃谷がこの日2本目のソロ。2006年に智弁和歌山が準々決勝の帝京戦で記録した5本塁打の大会1試合最多記録に並んだ。霞ケ浦は好投手の鈴木が2回1/3で7失点。打線は12安打6得点したが、甲子園初勝利には届かかなった。

○津田学園(三重) 3-1 静岡(静岡)

 春夏連続出場の津田学園(三重)が静岡(静岡)に3-1で快勝。プロ注目右腕・前佑囲斗が8回2死二塁から適時打で1点を失ったものの、9回160球、11奪三振2四球、7安打1失点で完投した。バットでも2回2死一、三塁で先制2点二塁打を放ち、投打に渡る活躍を見せた。打線も先発全員11安打。静岡は先発の松下が3回3失点したものの、2番手の松本が6回無失点と力投。8回に小岩の適時打で1点を返したが、反撃は届かなかった。

○星稜(石川) 1-0 旭川大(北北海道)

 星稜の今秋ドラフト1位候補、奥川が最速153キロの直球を武器に3安打完封勝ちした。初回3者連続三振。2回は1死二塁のピンチを招いたが、後続を断ち切った。4回は先頭・持丸を出したものの、続く菅原を遊ゴロ併殺打。94球の省エネ投球で2回の大高の先制打による1点を守りきった。9回9奪三振1四球、3安打無失点だった。旭川大は先発の能登が1失点と踏ん張ったが、1点が遠かった。

○立命館宇治(京都) 1-0 秋田中央(秋田)

 立命館宇治の左腕高木、秋田中央・松平の両エースの投げ合い。6回を終え両チーム無得点で進んだが試合が動いたのは7回。立命館宇治は先頭の宮下が右前打で出塁すると犠打で1死二塁の好機を作ると上田が放った二塁へのゴロを秋田中央の二塁手・佐々木が後逸し待望の1点を奪う。投げては高木が3安打無失点の好投で完封勝利。立命館宇治は夏3度目の挑戦で春夏通じ甲子園初勝利を挙げた。

(Full-Count編集部)

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