ロッテ種市が記録した日本人投手タイの記録とは? 最多はソフトバンクの守護神

ロッテ・種市篤暉【写真:荒川祐史】
ロッテ・種市篤暉【写真:荒川祐史】

種市は4日の楽天戦で7回10奪三振の好投、23イニング連続奪三振を記録

 ロッテの種市篤暉投手は8月4日の楽天戦に先発し7回3安打10奪三振無失点の好投で今季6勝目を上げるとともに、日本人投手タイの23イニング連続奪三振を記録した。

 1998年9月7日生まれの20歳。八戸工業大学一高から2016年のドラフト6位でロッテ入り。甲子園出場経験はなし。この年の高校生では夏の甲子園で優勝した作新学院の今井達也(西武1位)、横浜高校の藤平尚真(楽天1位)、広島新庄高の堀瑞輝(日ハム1位)などに注目が集まっていた。種市は目立たない存在だったが、都城高からオリックスにドラフト4位で入団した山本由伸とともに、プロ入りしてから頭角を現した。背番号「63」も当時の期待がそれほど高くなかったことを表している。

 1年目の2017年は一軍登板なし。2軍でも1試合の登板に終わったが、4人の打者に対し1与四球3奪三振と当時から奪三振能力の片りんを見せていた。この年、台湾で行われたアジアウィンターリーグに派遣され、オールイースタンのメンバーとして5試合に登板。すべて救援で6イニングを投げ3被安打3四球ながら4奪三振を奪い自責点0。ダイナミックな投球が注目された。

 2018年の8月12日のオリックス戦で1軍初登板。先発して6回を投げ自責点2と好投したが勝ち星はつかず。以後6試合に先発したが勝ち星が付かず。7試合0勝4敗38.1回13与四球28奪三振、防御率6.10に終わった、
2軍では12試合1勝4敗40.1回24与四球38奪三振、防御率5.13だった。速球に加え、大きな落差のあるフォークが売りだが、課題は制球力。甘いところを痛打され被安打が多く、四球も多かった。

 今季は開幕から救援で起用され、3、4月で8試合に投げ13回で自責点2という好成績。当初はロングリリーフだったがセットアッパーに昇格し2ホールドを上げる。4月29日の楽天戦からは先発で起用されここまで6勝を挙げていた。

連続イニング奪三振の歴代1位はソフトバンク・サファテの48イニング

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