“不良債権”の大砲が激怒、ベンチで監督に殴りかかろうとするも…2日後に和解
本人は反省「そうするべきじゃなかった」、監督は「関係が更に強まった」
今季は、昨季から続いていた連続無安打を62打席まで伸ばし、メジャーワースト記録を更新していたデービス。かつて本塁打と打点の2冠王に輝いた強打者は、16年から22年まで7年総額1億6100万ドル(約170億円)の超大型契約を結んでいることもあり、“不良債権”として批判を浴びている。今季成績は打率.181、9本塁打、31打点、OPS(出塁率+長打率).584と一向に状態が上がらず、苛立ちが募っているようだ。
デービスは記事の中で「しばらくの間、僕が打撃で苦戦していることは明らかだと思う。失敗続きで苛立っている時、あのようなことが起こる。感情をぶちまけてしまうことがある。残念ながら、それがダグアウトで起こった。そうすべきじゃなかった。公の場でするべきじゃなかったが、戻って変えることはできない」と謝罪。一方、ハイド監督は「私たちはお互いにリスペクトしていて、本当に強固な関係を築いている。私も彼もこのようなことが起こったことは良くないと思っているが、多くのことについて話し合い、良い会話ができたと思っている。このことにより、関係が更に強まったよ」と話したという。
今季も38勝77敗の勝率.330という厳しい成績で、ア・リーグ東地区最下位に沈むオリオールズ。チーム全体にフラストレーションが溜まっていることは確かなようだ。