BC栃木の西岡、現役続行&NPB復帰へ意欲「戻れなくても、目標に向かって…」

BC栃木・西岡剛【写真:荒川祐史】
BC栃木・西岡剛【写真:荒川祐史】

元広島のエイジェック梵とトークイベントに参加「NPBとの接触は勿論あったが、そこで話しはまとまらなかった」

 NPB復帰を目指すBCリーグ栃木の西岡剛内野手が10日、栃木・小山市内の小山市立文化センターで行われた「小山野球フェスティバル」に参加。「将来の目標を高い所に置いている。NPBに戻れるか、戻れないか分からないが、戻れたら、戻れたでいいスタートが切れるだけ。戻れなくても、僕はその(高い)目標に向かって歩んでいくだけ。しんどいことは何もない」と話し、熱い拍手を浴びた。

「野球の聖地」を目指す小山市で、同市を本拠地にするBCリーグ栃木の西岡と社会人野球エイジェックの梵英心内野手のトークイベント。質問コーナーでは「NPBとの間で、ここだけで話せる話は」と直球の質問を投げ込まれ、笑いを浮かべながらも「7月31日までは(NPBに)戻れる規定があるが、戻れなかったのは、オファーがないということ。それまでの期間、NPBとの接触は勿論あったが、そこで話しはまとまらなかった」と説明した。

 栃木はリーグ東地区で昨年の独立リーグ日本一で2016年前期から7季連続優勝の群馬と激しい首位争いをしている。西岡はリーグ3位の打率.364、6本塁打、36打点。7月31日の移籍期限が切れ、今季中のNPB復帰はかなわなかったが、闘志は衰えを見せていない。トークイベントの冒頭に「(小山に来て)友達がいっぱいできて、すごく仲良くなったが、70代ぐらいの人ばかり。(地元の)温泉施設で毎日ストレッチして、そこで知り合った」と笑いを誘い、すっかり地元にも溶け込んでいる。「(栃木)ゴールデンブレーブスは首位争いをしています。今季初めて優勝して、この小山でパレードが出来るよう頑張りたい」と地元貢献を誓った。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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