大谷翔平、25度目マルチも指揮官は“モンスター越え”期待 「飛ばす能力を持っている」
連敗ストップに指揮官安堵「間違いなく正しい方向への前進」
■エンゼルス 12-4 Rソックス(日本時間11日・ボストン)
エンゼルスは10日(日本時間11日)、敵地レッドソックス戦を12-4で勝利し連敗を8でストップした。大谷翔平投手も満塁の好機で2点適時打を放つなど2安打2打点、今季25度目のマルチでチームに貢献。オースマス監督も「たった1歩だが、間違いなく正しい方向への前進だ」と、連敗ストップに安堵の表情を見せた。
初回1死一塁から大谷が左中間を破る二塁打を放つと、続くアップトンが先制の7号3ランを放ち先制。2回にはトラウトの39号2ラン、そして7回には大谷が右前2点タイムリーを放つなど一挙7点を奪い試合を決めた。
今季ワーストを更新する連敗を8でストップさせたオースマス監督は試合後に「たった1歩だが、間違いなく正しい方向への前進だ」とホッとした表情を見せ勝利を喜んだ。
米メディアからはレッドソックス本拠地・フェンフェイパークの左翼フェンス“グリーンモンスター”を攻略するために必要なことを問われ、メジャー通算80本塁打だった指揮官は「それは私に聞くべきじゃないよ。分からない」と笑いを誘った。
それでもタイガース監督時代にはミゲル・カブレラ、現在はレッドソックスに在籍するJD・マルティネスらの飛距離が驚異的だったことを明かし「ショウヘイ・オオタニも。私よりもずっと強い力で打球を飛ばす能力を持っている選手たちがいる」と語った。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)