大谷、25度目マルチで連敗脱出に貢献 一問一答「勝利はいいものだと思います」
今季25度目のマルチ安打、8連敗でストップ「勝ったほうが楽しい」
■エンゼルス 12-4 Rソックス(日本時間11日・ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地レッドソックス戦に「3番・DH」で出場し、5打数2安打2打点の活躍で12-4での勝利に貢献。エンゼルスは泥沼の連敗を「8」で止めた。大谷は初回に左中間を破る痛烈な二塁打で続くアップトンの先制3ランを呼び込むと、7回には満塁の場面で今季初ヒットとなる2点タイムリーを放ち、勝利に大きく貢献した。
初回1死一塁で2016年のサイ・ヤング賞右腕、ポーセロの76マイル(約122キロ)のカーブを捉えた二塁打は、逆方向への打球で初速106マイル(約171キロ)を記録。5点リードの7回無死満塁の絶好機では右腕ベラスケスのチェンジアップを右手一本で中前に運んだ。満塁の場面では今季12打席で8打数無安打4打点2四球だったが、ようやく初のヒットが出た。
今季通算成績を79試合出場、打率.285、15本塁打、45打点、OPS(出塁率+長打率).854とした大谷の試合後の一問一答は以下の通り。
――連敗脱出で8月初勝利。
「いいものだなとは思います。勝ったほうが楽しいかなと思います」
――今日はいい仕事ができた?
「こちらがずっといい雰囲気を、流れを保ちながら後半までいけたので、いいゲームだったんじゃないかなと思います」
――不調のときは自分のことになりがちだが、大谷さんはそういう中でも試合の状況で何をしていくかを考えている。
「もちろん自分が、一人一人が打てばもちろん確率が高くなるのでそこがまず第一かなと思いますけど、やれることとできることは違うので、できないときにそういう細かいところができればいいんじゃないかなと思います」
――満塁では今季初ヒット。
「良かったなと思います。次(満塁で)回ってきたときにもまたいいイメージを持って、打席に入れるんじゃないかなと思います」
――満塁の場面では、前日に同じピッチャーの低めのカーブ捉えきれていなかったが、どんな気持ちで打席へ?
「シンプルにストライクをしっかり打ちたいなと思っていたので、微妙な低さでしたけど、良かったんじゃないかなと思います」
――ヒットは2本とも相手の勝負球だった。頭に入れていた?
「もちろん頭には入れますし、そんなに甘くもなかったので、きっちり打てたのは良かったかなと。いいところで打てたのも良かったんじゃないかなと思います」
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)