前田健太、7回0封の快投で71日ぶり8勝目に手応え 「全ての球種を上手く使えた」
5月31日(同1日)の敵地フィリーズ戦以来71日ぶりの白星、8勝目を挙げた前田
■ドジャース 4-0 Dバックス(日本時間11日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手は10日(日本時間11日)、本拠地ダイヤモンドバックス戦で7回3安打無失点6奪三振無四球の快投で約2か月ぶりとなる8勝目を挙げた。久しぶりの白星を手にした右腕は「全部の球種を上手く使えた」と手応えを口にした。
前田は3回まで完全投球を見せると、4回に先頭のダイソンにこの試合初ヒットを浴びるなど2死三塁のピンチを背負ったがペラルタを空振り三振に仕留め無失点。その裏には自らのスクイズなどで2点を奪いリードを広げた。終わってみれば7回3安打無失点、6奪三振無四球の快投劇だった。
試合後に前田は「全部の球種を上手く使えた。一つの球種に頼らず、キャッチャーのリードに応えられたかなと」と手応えを口にしながら自身の投球を振り返った。
5月31日(同1日)の敵地フィリーズ戦以来71日ぶりの白星、自身の連敗を「6」で止める久しぶりの白星だった。投球フォーム、腕の位置を高くするなど“微修正”を行ってきたことを明かし「バランスが崩れていた分、全部の球種の精度が崩れていた。バランス、腕の位置が戻ってきたことで全ての球種に良い影響を与えたかなと思う」と語った。
先発で快投を見せた前田だが、近年ではシーズン終盤からリリーフに配置転換される場面が目立つ。海外メディアから配置転換について問われた右腕は「ポストシーズンに入ればね。そこまでは今、考えてないし。ポストシーズンに入れば自分の与えられた役割を一生懸命、全うするだけ。今はシーズン中は考えていない」と、目の前の試合に“全力投球”することを誓った。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)