快投で8勝目の前田健太、出来高3.3億超で昨季に並ぶ 今季報酬は計6.5億円に
7回零封で71日ぶりの白星、120イニング到達で出来高が増加
■ドジャース 4-0 Dバックス(日本時間11日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手は10日(日本時間11日)、本拠地ダイヤモンドバックス戦で7回3安打無失点6奪三振無四球と快投し、今季8勝目(8敗)を挙げた。5月31日(同1日)の敵地フィリーズ戦以来71日ぶりの白星。自らスクイズも決めるなど投打で躍動し、自身の連敗を「6」で止めた。シーズンの投球回数は122回1/3となり、出来高は昨季と同じ315万ドル(約3億3280万円)に到達した。
前田は初ヒットを許した4回に盗塁と暴投も絡んで三塁まで走者を進めたが無失点。ピンチはこの場面だけで、その他は危なげない投球だった。3-0の4回には1死一、三塁の好機でヤングの初球の88マイル(約142キロ)シンカーを巧みに転がし、スクイズ成功。今季4打点目と打撃でも存在感を見せた。93球を投げてストライクは63球、防御率4.12。打っては打率.263、今季4打点となった。
年俸が300万ドル(約3億1700万円)で出来高が厚いという異例の契約を結んでいる前田。今季はすでに開幕ロースター入りのボーナス15万ドル(約1585万円)、先発15試合、20試合登板で100万ドル(約1億600万円)ずつの計200万ドル(約2億1130万円)をゲット。さらに、イニング数に応じたボーナスも90回から10イニングごとに25万ドル(約2642万円)ずつを手にできるため、120回に到達したこの日、計100万ドルとなった。これで今季の出来高は計315万ドルに。現時点で今季の報酬は基本年俸+出来高の615万ドル(約6億5000万円)となっている。
米メディア「SBネーション」のエリック・スティーブン記者は、これらの事実を伝えつつ、「マエダは2018年は全部で315万ドルのボーナスを手にした」とツイート。出来高が早くも昨シーズンと同額になったことを伝え、あと2試合で25試合先発となれば、さらに150万ドル(約1億6000万円)を手にできるとつぶやいている。
昨季もシーズン終盤はブルペンに配置転換となった前田。だが、この日の登板で先発として結果を残したことで、ローテーションにも不可欠な存在であることをあらためて証明した。
(Full-Count編集部)