鷹ガッチリ首位固め 完封リレーで直接対決連勝、5.5差拡大 ハム拙攻続きで痛恨5連敗
5回に明石の2点適時打で先制すると、そのリードを5投手のリレーで守り抜く
■ソフトバンク 2-0 日本ハム(11日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクが首位攻防戦に2連勝し、首位固めに成功した。11日、本拠地ヤフオクドームでの日本ハム戦。5回に明石の2点打で先制すると、5投手による“完封リレー”で逃げ切った。2位との直接対決で2連勝し、日本ハムとの差は5.5ゲーム差に広げた。
少ないチャンスをモノにした。苦戦を強いられた2番手ロドリゲスを5回に攻略した。1死から自打球で交代した牧原の代打・福田がセーフティバントを決めて出塁。甲斐が右前安打と二盗を決めて1死ニ、三塁とすると、明石が値千金の中前への2点適時打を放った。奪ったのはこの2点だけだったものの、リードを投手陣が守り抜いた。
先発のミランダは2安打5四球、5回までに99球を要する投球だったものの、無失点に封じる“怪投”で自身3連勝となる6勝目。6回からは甲斐野、高橋純、モイネロ、森とリリーフ陣が無失点で繋いで日本ハム打線を完封した。日本ハムとの直接対決でカード勝ち越しを決めて、その差は5.5ゲームとなった。
日本ハムは首位に痛恨の連敗を喫し、痛い5連敗。序盤、ソフトバンク先発のミランダから何度もチャンスを貰いながら、生かせなかった。3回には3四球で2死満塁としたが、3試合ぶりに復帰した中田が左飛。4回には2つの四球と失策で1死満塁としたが、中島が中飛、西川が左飛に倒れた。“オープナー”の堀、2番手ロドリゲスら投手陣は好投したものの、打線が拙攻続きで援護できず、ホークスとの差は5.5ゲーム差に開いた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)