前田健太、7回3安打0封の快投劇に敵軍もお手上げ 「脱帽しなければいけない」
7回3安打無失点、無四球の好投で8勝目を挙げた前田の投球にDバックスも脱帽
■ドジャース 4-0 Dバックス(日本時間11日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手は10日(日本時間11日)、本拠地ダイヤモンドバックス戦で7回3安打無失点6奪三振無四球と快投し、今季8勝目(8敗)を挙げた。5月31日(同1日)の敵地フィリーズ戦以来71日ぶりの白星。自らスクイズも決めるなど投打で躍動した日本人右腕に対し、ダイヤモンドバックス打線は「脱帽しなければいけない。最高の仕事をした」と称賛。地元紙「AZセントラル」が報じている。
自身の連敗を6で止める圧巻のピッチングだった。前田は初安打を許した4回に盗塁と暴投がらみで三塁まで走者を許したが、それ以外はシャットアウト。散発3安打、無四球無失点の快投劇だった。
記事では「ダイヤモンドバックスは4安打しか打てなかった。全て単打であり、長打が出なかったのは、ここ12試合で4度目のことだ。ケンタ・マエダと2人のリリーバーに抑えこまれて、時速100マイル(約161キロ)以上の打球を放つことにも失敗した」と称賛している。
試合の流れを決めるのは先発投手の出来という格言の信奉者だというダイヤモンドバックスのアレックス・アビラ捕手は「彼らにとって、マエダはまさにそうだった。彼は本当に本当に好投していた」と絶賛。ドジャースを勝利に導くパフォーマンスだったと脱帽している。
ジェイク・ラム内野手も「他の投手もそうだけれど、制球が決まって、初球ストライクを取り始めると、メジャーの投手は攻略困難になる。そこでボール球も追いかけてしまった。他の打者も同じだったと思う。ということは脱帽しなければいけないということ。彼は最高の仕事をした」と称賛していたという。
前田は打席でも躍動。3-0の4回には1死一、三塁の好機でヤングの初球の88マイル(約142キロ)シンカーを巧みに転がし、スクイズ成功。今季4打点目を記録した。投打に活躍した前田はライバルチームからの評価も高めた。
(Full-Count編集部)