元DeNA久保康友、5回3失点でメキシカンLワースト13敗目「まさかボール球を…」

メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする久保康友【写真:福岡吉央】
メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする久保康友【写真:福岡吉央】

プレーオフ進出へも崖っぷち、奪三振の球団記録へはあと「1」も…

 メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする元DeNAの久保康友投手が13日(日本時間14日)、敵地で行われたリエレロス・デ・アグアスカリエンテス戦に先発し、5回7安打3失点でリーグワーストとなる13敗目を喫した。久保は8月に入って3連敗で、通算24試合7勝13敗、防御率5.93。チームは2-4で敗れ、43勝61敗で南地区6位。4位と3ゲーム差以内ならワイルドカードでのプレーオフ進出のチャンスが残る5位のペリコス・デ・プエブラとは10ゲーム差。残りは14試合しかなく、崖っぷちの状況だ。

 打線の援護に恵まれなかった。この日は初回に適時打で先制点を許したが、2回から4回までは無失点。5回に味方が2点を奪い、逆転したが、その裏、相手左打者に内角低めのボール球を打たれる右越え2ランを浴び、5回92球で無念の降板となった。

「まさかボール球を打たれるとは……」

 打線はこの日、10安打を放ったが、俊足の選手が少なく、足を使った攻撃ができないチームが奪った得点はわずか2点。8回には右肩の違和感で実戦から離れていた元巨人の守護神マニー・アコスタ投手が約2週間ぶりに復帰登板を果たしたが、1点を失い、万事休すとなった。

 なかなか勝ち星を掴めない日々が続く久保だが、奪三振数と投球回はともにリーグトップの座は守った。この日は7三振を奪い、通算135奪三振。投球回は136回2/3とした。レオンの球団史上最多奪三振は136で、順調にいけば次回の登板で球団新記録を樹立することになりそうだ。

 残りの先発機会は2回。次回は中4日で18日(同19日)に敵地で行われるゲレーロス・デ・オアハカ戦となる予定。チームはアグアスカリエンテスでの3連戦を終えると、15日(同16日)の試合後、夜行バスで約14時間かけてアグアスカリエンテスからオアハカまで移動しなければならず、久保は体調管理が難しい中でのマウンドとなるが「モチベーションを保つのは難しいが、残り試合もしっかり投げたい」と、4試合ぶりの勝利を誓った。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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