いよいよ3回戦 作新学院、東海大相模、明石商などが登場 大会第10日みどころ

3回戦の4試合は台風10号の接近により16日に順延となった
3回戦の4試合は台風10号の接近により16日に順延となった

夏17年ぶり勝利の海星は、打撃好調の八戸学院光星と激突

 第101回全国高校野球選手権大会は16日に3回戦4試合が行われる。当初は15日開催予定だったが台風10号の接近により順延された。2016年優勝の作新学院(栃木)、15年覇者の東海大相模(神奈川)が登場。ともに夏の甲子園初の8強進出を目指す明石商(兵庫)と宇部鴻城(山口)が激突し、八戸学院光星(青森)は海星(長崎)と対戦する。

○岡山学芸館(岡山)- 作新学院(栃木)第1試合・8時00分

 岡山学芸館は2回戦で広島商(広島)に6-5で逆転勝ち。8回2死から中川、岩端の適時打で逆転した。先発・丹羽が顔面に打球を受け、骨折するアクシデントがあったが、2番手・中川の好投で甲子園初勝利を飾った。作新学院は延長10回の末に5-3で筑陽学園(福岡)に競り勝った。9回2死から同点に追い付かれるも、延長10回に中島のタイムリーで勝ち越した。優勝した2016年以来3年ぶりの準々決勝進出を狙う。

○東海大相模(神奈川) - 中京学院大中京(岐阜)第2試合・10時30分

 優勝候補の東海大相模は2回戦で近江(滋賀)に6-1で快勝した。好投手・林から6得点。6安打ながら相手の6失策に乗じ、足を絡めた攻撃で効率よく得点した。投げては背番号6の遠藤が8回途中2安打1失点と好投した。中京学院大中京は北照(南北海道)に4-3で逆転勝ちした。1点を追う7回に4本の適時打で4点を挙げて逆転した。勝てば中京商時代の1975年以来、実に44年ぶりの8強進出となる。

○明石商(兵庫)- 宇部鴻城(山口)第3試合・13時00分

 今年の選抜4強の明石商は花咲徳栄(埼玉)を4-3で振り切って夏の甲子園初勝利を挙げた。5回に水上の2ラン、6回に河野の適時打、7回に重宮の適時打が飛び出して接戦を制した。注目の2年生右腕・中森は3失点完投勝利を飾った。宇部鴻城は宇和島東(愛媛)を7-3で破っての3回戦進出。背番号8をつけた岡田が「1番・投手」で出場して12奪三振完投、打っても2ランを含む3安打とフル回転の活躍だった。

○海星(長崎) – 八戸学院光星(青森)第4試合・15時30分

 海星は聖光学院(福島)に3-2で競り勝った。エース柴田が93球で無四球完投し、夏の甲子園17年ぶり勝利の立役者になった。八戸学院光星は1回戦で誉(愛知)に9-0圧勝、2回戦で智弁学園(奈良)との打撃戦を10-8で制した。打線は2試合で計29安打19得点。プロ注目の1番・武岡を中心に破壊力十分だ。2011、12年の準優勝校が、5年ぶりの8強進出を狙う。

(Full-Count編集部)

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