「2軍行きも考えた」日ハム栗山監督の清宮4番起用のワケ「幸太郎には天命がある」

日本ハム・清宮幸太郎【写真:石川加奈子】
日本ハム・清宮幸太郎【写真:石川加奈子】

清宮は打率.183、3本塁打、18打点「ファームに行かせることも考えた」

■ロッテ 6-0 日本ハム(15日・東京ドーム)

 日本ハムの栗山英樹監督は15日、清宮幸太郎内野手の“4番育成論”について力説した。主砲の中田翔内野手が右手母指球部挫傷で13日から戦線離脱。15日のロッテ戦(東京ドーム)前までに、3試合連続で4番スタメン起用した高卒2年目の大砲について、「全ては勝つためにやっている。今チームを勝たせる選手が必要なんだというメッセージ。幸太郎には幸太郎の使命、天命があるはずだから」と熱く語った。

 清宮を“でっかい4番”として大成させる――。栗山監督はチームを率いる総大将としての信念を一端をのぞかせた。

「全ては勝つためにやっている。どういう形なら突破していけるか。苦しめば苦しむほど大きな物を得られる。困れば、人間は無難な方にいく。それでは何も生まれないと思ってやっている。(周りは)ちょっと手を打ちすぎか、と思うかもしれないけど」

 中田が13日から戦線離脱。ここまでチームトップの23本塁打、69打点の主砲がチームを離れ、大きく空いた4番には将来のクリーンアップ候補と期待される19歳が入った。打率.183、3本塁打、18打点。決して好調とは言えないが、栗山監督は「今の状況を考えたら何の疑問もなく」と抜擢の理由を明かした。それどころか、「ホントはもっと早く行きたかったけどな」という。

「(いつ清宮を4番で使うかは)野球の神様が決めることだから。オレが決めることではない。もっとガンガン打っていればとか、怪我がなかったりとかいろいろな条件があるんだけど、今チームを勝たせる選手が必要なんだという(野球の神様からの)メッセージであることは間違いない。幸太郎には幸太郎の使命、天命があるはずだから。みんな(報道陣)にだってあるだろ?」

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