延長10回の判定がポイントに アウト→セーフに覆りチャンス、明石商が劇的勝利

第3試合は明石商業が宇部鴻城を相手に延長10回サヨナラ勝利
第3試合は明石商業が宇部鴻城を相手に延長10回サヨナラ勝利

延長10回に犠打、1度はアウトと判定も…実際には捕球できておらず判定覆る

 第101回全国高校野球選手権大会第10日が16日、甲子園球場で行われ、第3試合は明石商(兵庫)が宇部鴻城(山口)に3-2でサヨナラ勝ち。劇的勝利で準々決勝進出を決めた。延長10回、1度はアウトと判定されたプレーがセーフへと覆り、サヨナラへとつながった。

 10回裏、明石商の先頭・安藤が一塁強襲内野安打で出塁すると、続く岡田はバント。正面へのゴロをピッチャーの池村が処理し、二塁にボールを送って1度はアウトと判定された。しかし、実際には遊撃の古川がワンバウンドの送球を捕球できておらず、審判団が集まって協議した結果、セーフへと覆った。

 記録は池村の送球エラーとなり、無死一、二塁に。その後、バントと満塁策で1死満塁となると、河野が見事にスクイズを決めてサヨナラ。審判団が判定を見直し、セーフとなったことが大きなポイントとなり、明石商が劇的なサヨナラ勝利を飾った。

 明石商は初の夏2勝。一方、宇部鴻城は初の8強に手が届かなかった。

(Full-Count編集部)

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