田中将大、7回途中2失点の好投で9勝目の権利持ち降板 NYのファンは降板時に喝采
2被弾で2失点もQSの好投、ファンから総立ちで迎えられる
■ヤンキース – インディアンス(日本時間17日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手が16日(日本時間17日)、本拠地インディアンス戦に先発。7回途中4安打2失点2奪三振無四球の好投で今季9勝目の権利を持ってマウンドを降りた。7月25日(同26日)の敵地レッドソックス戦で3回1/3を自己ワースト12失点と炎上するなど、後半戦は苦しい投球が多くなっていたが、9回途中無失点と結果を残した11日(同12日)の敵地ブルージェイズ戦に続いて好投を見せた。
田中は初回、先頭リンドーアを直球で遊飛に仕留めると、アレンはスライダーで空振り三振。サンタナは初球の速球で中飛と9球で3者凡退に仕留めた。すると、ヤンキースはその裏の攻撃でサンチェス、トーレスのタイムリーで2点を先制。田中を初回から援護した。
2回はプイグを遊ゴロに仕留めた後、ラミレスに直球を右中間に運ばれて20号ソロを浴びたが、キプニスを一ゴロ、レイエスを中飛で1点のリードを守る。3回はナキンを一ゴロ、ペレスを三ゴロ、リンドーアを二ゴロと全て内野ゴロで3者凡退。4回はアレンを二ゴロ、サンタナを中飛、プイグを一邪飛と2イニング連続の3者凡退に抑えた。
5回は先頭ラミレスに左前打を浴びたが、キプニスを二ゴロ、レイエスを空振り三振、ナキンを左飛と後続を断つ。その裏、ヤンキースはウルシェラのタイムリーで貴重な追加点を奪った。
田中は6回、ペレスを三ゴロ、リンドーアを二ゴロ、アレンを中飛と再び3者凡退に抑える。7回は先頭サンタナをニゴロに仕留めたが、続くプイグには94マイル(約151キロ)の直球を右翼スタンドに運ばれ、1点差とされる。続くラミレスに右翼線への二塁打を浴びたところで降板。田中はヤンキースタジアムのファンのスタンディングオベーションに迎えられ、ダグアウトに戻った。
田中は83球を投げてストライクは56球。6回1/3を4安打2失点のクオリティースタート(6回以上を投げて自責3以下)で防御率は4.56となった。
(Full-Count編集部)