田中将大、7回途中2失点の好投で9勝目! 日本人初の6年連続2桁勝利に王手
ニューヨークのファンはスタンディングオベーション、自身2連勝で日米通算172勝に
■ヤンキース 3-2 インディアンス(日本時間17日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は16日(日本時間17日)、本拠地インディアンス戦に先発し、7回途中4安打2失点2奪三振無四球と好投。自身2連勝で今季9勝目(6敗)を挙げた。11日(同12日)の敵地ブルージェイズ戦に続いて結果を残し、日本人現役投手単独トップの白星を日米通算172勝(NPB99勝、MLB73勝)に伸ばした。
田中は初回、9球で3者凡退に仕留める好スタート。ヤンキースはその裏の攻撃でサンチェス、トーレスのタイムリーで2点を先制し田中を初回から援護した。
2回は1死からラミレスに直球を右中間に運ばれて20号ソロを浴びたものの、後続を断って1点のリードを守った田中。3回は全て内野ゴロで3者凡退。4回も3者凡退に抑えた。5回は先頭ラミレスに左前打を浴びたが、後続を断って無失点。その裏、ヤンキースはウルシェラのタイムリーで貴重な追加点を奪い、2点リードとした。
田中は6回、再び3者凡退に抑える快投。7回は先頭サンタナをニゴロに仕留めたものの、プイグに94マイル(約151キロ)の直球を右翼スタンドに運ばれ、1点差とされる。続くラミレスに右翼線への二塁打を浴びたところで降板。ニューヨークのファンはスタンディングオベーションでダグアウトに戻る田中を称えた。
2番手ケーンリーはキプニス、レイエスを連続三振に仕留めてピンチを切り抜けると、8回はブリットン、9回はチャップマンが抑えて逃げ切り。田中は9勝目を挙げ、日本人初の6年連続2桁勝利に王手をかけた。
この日は83球を投げてストライクは56球。6回1/3を4安打2失点のクオリティースタート(6回以上を投げて自責3以下)を達成し、防御率は4.56となった。
(Full-Count編集部)