田中将大、日本人初の6年連続2桁勝利に王手 監督も絶賛「またしても素晴らしい」
NPB時代からは11年連続の2桁勝利に王手「本当に良い投球」
■ヤンキース 3-2 インディアンス(日本時間17日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は16日(日本時間17日)、本拠地インディアンス戦で7回途中4安打2失点2奪三振無四球と好投し、自身2連勝で今季9勝目(6敗)を挙げた。日本人メジャーリーガーとして初の6年連続2桁勝利、NPB時代からは11年連続の2桁勝利に王手をかけた。アーロン・ブーン監督は試合後に「またしても素晴らしく、重要な登板」と絶賛している。
田中は初回を9球で3者凡退に仕留めると、ヤンキースはその裏にサンチェス、トーレスのタイムリーで2点を先制。田中は2回1死からラミレスに20号ソロを浴びたが、後続を断った。3、4回も3者凡退。5回も無失点に抑えると、打線がその裏にウルシェラのタイムリーで貴重な追加点を奪った。
6回を再び3者凡退に抑えた田中は、7回にプイグにソロ弾を浴び、続くラミレスに右翼線への二塁打を浴びたところで降板。ニューヨークのファンからスタンディングオベーションを浴びた。救援陣も好投し、ヤンキースは勝利した。
試合後、地元テレビ局「YESネットワーク」は公式ツイッターでブーン監督のインタビューを公開。指揮官は田中について「プイグに対してはミスを犯したが、それ以外は本当に良い投球をした。スライダーの切れも本当に良かった。スプリットも調子が良かった」と振り返り、「またしても素晴らしく、重要な登板を彼は見せてくれた」と絶賛した。
昨季までで、ドジャース、ヤンキースで活躍した黒田博樹氏に並ぶ日本人最長タイの5年連続2桁勝利としている田中。これで、日本人初の6年連続2桁勝利に王手。NPB時代も含めると、楽天3年目からの11年連続2桁勝利にあと1勝となった。日本人現役投手単独トップの白星も日米通算172勝(NPB99勝、MLB73勝)に。田中は30歳にして数々の記録を塗り替えている。
(Full-Count編集部)