関東一、劇的サヨナラで4年ぶり8強進出 11回に平川がサヨナラ打

関東一が鶴岡東を下しベスト8進出を決める
関東一が鶴岡東を下しベスト8進出を決める

2番手・土屋が5回を1安打無失点 サヨナラ呼び込む力投

 第101回全国高校野球選手権大会第11日が17日、甲子園球場で行われ、準々決勝進出をかけた3回戦第4試合で、関東一(東東京)が延長11回7-6で鶴岡東(山形)にサヨナラ勝ちした。関東一の8強入りは、オコエ瑠偉(楽天)を擁して準決勝まで駒を進めた2015年以来4年ぶり。

 劇的な幕切れだった。6-6で迎えた延長11回、関東一は2死から渋谷が右翼線三塁打。平泉が四球で歩き一、三塁とし、続く平川がサヨナラ右前適時打を放った。

 先制したのは鶴岡東。2回2死一塁で山路が適時二塁打を放って1点を挙げた。しかし、その裏、1死一、三塁で村岡が適時二塁打を放って同点。さらに2死二、三塁で大久保がセーフティーバントを決めて勝ち越すと、次打者の場面で重盗を敢行。鶴岡東の捕手・大井の三塁悪送球を誘い、2者が一気に生還。この回4点を奪った。

 鶴岡東は3回に竹花が今大会2本目となる2ラン。6回には山路の適時打、振り逃げ、重盗で3点挙げて逆転した。しかし関東一は7回に渋谷の適時二塁打、平泉の適時打で同点。9回のサヨナラ劇につなげた。

 投げては7回から登板したエースの土屋が5回を1安打無失点。圧巻の投球で劇的なサヨナラ勝ちを呼び込んだ。鶴岡東は春夏通じて初の準々決勝進出はならなかった。

(Full-Count編集部)

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