川崎宗則、9・19に実戦デビューの可能性 台湾・味全でキャンプイン
台湾メディア「9月19日に斗六球場で予定されている中国球団『四川ドラゴンズ』との試合に出場する可能性」
今年、台湾プロ野球に約20年ぶりに復活した味全ドラゴンズが17日、チームとして初のキャンプを開始した。首脳陣や選手、スタッフ等が全員集合する中、同球団の選手兼任コーチとなった川崎宗則氏の姿もあった。
台湾の新球団で新たなスタートを切ると発表がされてから約1か月。川崎氏はキャンプ向けての準備はもちろんのこと、台湾のファンとの交流会も行うなど多忙な日々を過ごしていた。味全は7月に行われた台湾プロ野球のドラフト会議にも参加したが、今年は公式戦は行わず、キャンプや練習試合などを通じて選手達は経験を積むことになっている。川崎氏も選手兼任コーチとして実際にプレーしながら若手選手達に教えていく。
台湾・雲林県に位置する斗六球場で首脳陣や選手などチームが全員集合。この日は正式にファンの前でチームをお披露目する日でもあり、川崎氏は慣れ親しんだ背番号「52」のユニホームで球場に現れた。川崎氏の入団が決まってからというもの、台湾のファンから注目を集めており、7月に行われたファン交流会のチケットも即完売するという圧倒的な人気ぶり。また、球団公式Facebookページでもファンに向けて「味全ドラゴンズに入団できて嬉しいです。雲林県・斗六で会いましょう!」と日本語と中国語でメッセージを送っていた。
今回の川崎氏の肩書きは「選手兼任コーチ」だ。果たしていつ、試合に出場するのか。台湾メディア「NowNews」では川崎氏の試合出場について言及しており「9月19日に斗六球場で予定されている中国球団『四川ドラゴンズ』との試合に出場する可能性があります」と伝えている。
なお、味全の呉徳威GMは「試合の実施は計画しているが、中国側のビザ申請が上手くいっていないため、現時点では開催が確定している試合ではない」と補足している。現在のチームとしては9月から試合を含めた実戦経験を積む予定で、今回の四川戦もその計画の1つだという。まずはチームと共に復活の第1歩を踏み出した川崎氏。果たして、グラウンドに立ってプレーする日はいつになるだろうか。続報が待たれる。
(豊川遼 / Ryo Toyokawa)