カブス主砲が日本の野球少年へ粋なプレゼント 「ダルビッシュ、通訳になって」
19日のパイレーツ戦で放った23号2ランのホームランボールを調布リトルナインへプレゼント
■カブス 7-1 パイレーツ(日本時間19日・ピッツバーグ)
カブスのアンソニー・リゾ内野手が18日(日本時間19日)、敵地パイレーツ戦で23号2ランを放った。試合を決定付けた一発のボールを日本の少年野球チームにプレゼントしたことが米で話題になっている。
この日、「JA共済杯 第53回全日本リトルリーグ野球選手権大会」で3年ぶり11回目の優勝を飾り、15日に開幕した世界選手権(米ペンシルベニア州ウィリアムズポート)に参加している調布リトルが試合を観戦。ダルビッシュも試合前には交流を深め自身のツイッターで激励のメッセージを送っていた。
日本からやってきた野球少年に心温まるプレゼントを送ったのはカブスの主砲リゾだった。5点リードの5回に23号2ランを放ったリゾはベンチに戻るとダルビッシュと話し合い、観戦に訪れていたフェンス越しの調布リトルナインに向けホームランボールをプレゼントした。
MLB公式ツイッターは「リゾが、リトルリーグの日本チームの遊撃手にホームランボールをあげたことは素晴らしいこと」とコメントを添え、ダルビッシュと共にボールを手渡す様子を動画で公開。リゾ本人のコメントも紹介し「日本チームの遊撃手にこのボールをあげようと思う。サインしてね。日本チームにあげるから、(ダルビッシュに)通訳になって」と一部始終を伝えている。
「彼は素晴らしくて、本当にすてきな人」
「リゾが嫌いな人なんていないと思う。それは事実」
「野球界で最高の人間だ」
「すごく、カッコイイ」
「リトルリーグ・クラシックは、これだから素晴らしい。この子達は、この試合を決して忘れないよ」
「このような瞬間が我々が野球を愛する理由」
「彼の行動は一流。私がカブスのファンであることを誇りに思う多くの理由の中の一つ」
「MLB、この映像を載せてくれてありがとう。リゾは宝だ」
「僕らのキャプテン!」
「これで、野球が好きになった」
「すごく素敵、リゾは最高」
野球少年に向けたリゾのサプライズにファンも称賛。メジャーリーガーのプレゼントを手にした調布リトルナインにとっては一生の思い出になったに違いない。