「マイナーチェンジをしてる」 元女房役が分析する阪神藤川の凄さとは?
「比較対象がいない」藤川のストレート、広島打線はある“秘策”で攻略?
現役時代は数々の名投手のボールを受けてきた野口氏。それでも、ストレートの話題となると「真っすぐだけ見たらあれが一番」と即答する。
「あの真っすぐが一番。現時点での藤川球児は捕ったことないので。逆に言ったら全盛期は知っているわけですから。あの全盛期の真っすぐは、比較対象がいないのではないかというくらい凄かったですね」
“浮き上がる”と言われるストレートには「絶対ないのですが、そういう感覚に陥る」という。さらに野口氏は、阪神から横浜に移籍した2009年に同じく広島から移籍してきた森笠繁元外野手(現広島2軍打撃コーチ)から、藤川攻略の“秘策”を聞いていたと明かす。
「カープはどうやって打ってたのって聞いたら、『球が来るじゃないですか? そのボール一個分、上を振るんだ。そうすると当たるんですよ』って。でも本当にカープはそういうふうに対処してたんだなと。どっちも凄いですよね。一個上を振って、それくらいに(浮き上がってくるように)見えてるわけですよね」
“火の玉ストレート”を武器に2012年までに220セーブを積み上げた藤川。7年ぶりの守護神返り咲きで再びその数を増やし、14日時点で通算232セーブ。通算歴代4位のサファテまで残り2、名球会入りの条件を満たす250セーブまであと18に迫ってきた。
(Full-Count編集部)