楽天浅村、ハム金子、ロッテレアード…移籍1年目パ・リーグ選手たちの成績は?
西武から楽天へFA移籍した浅村、ロッテ・レアードは主砲として活躍中
FAやトレード、戦力外通告などで、活躍の場を他球団に移す選手たち。近年では日本ハムの大田泰示外野手、公文克彦投手、西武の榎田大樹投手のように、新天地で大きく飛躍した例もあるが、今年はどうだろうか。2019年にパ・リーグ各球団へ移籍した主な選手の成績を紹介する。
○金子弌大投手 オリックス→日本ハム
今季成績:21試合 4勝6敗 82.2回 57奪三振、防御率3.70
新天地で迎えた2019年は、先発からショートスターター、ロングリリーフまで、さまざまな起用法に応え、日本ハムの投手陣を支えている。若手の多いチームで、ベテランとして手本になるなど、その貢献度は計り知れない。
○秋吉亮投手 ヤクルト→日本ハム
今季成績:42試合 0勝3敗 19セーブ 41.2回 35奪三振、防御率2.38
2013年のドラフト3位でヤクルトに入団し、ルーキーイヤーから3年連続60試合以上の登板を果たした鉄腕だ。しかし、2017年と2018年は怪我の影響で不本意なシーズンとなった。2018年のオフに高梨裕稔投手、太田賢吾内野手との交換トレードで、谷内亮太内野手とともに日本ハムに入団。2019年は怪我が完治し、防御率2.38、19セーブの好成績を残している。
○浅村栄斗内野手 西武→楽天
今季成績:111試合 打率.263 26本塁打 69打点 OPS.862
FA権を行使して楽天に移籍した球界屈指の強打者。2018年は西武の強力打線の一角を担い、自身初のシーズン30号に到達。打率も3割を超え、2013年以来の打点王に輝いた。活躍の場を楽天に移した今季は、チームトップの本塁打を放つなど、前評判通りの活躍を見せている。
○和田恋内野手 巨人→楽天
今季成績:21試合 打率.288 2本塁打 8打点 OPS.723
7月7日に、古川侑利投手との交換トレードで楽天に移籍した和田恋内野手。2013年に巨人に入団すると、長い下積みを経て2018年に2軍で打率.296、18本、87打点の成績を残し、打点と本塁打の2冠に輝いた。トレード後は、3割近い打率を残し、楽天打線の中核を担うまでに急成長を遂げた。
○ブランドン・レアード内野手 日本ハム→ロッテ
今季成績:112試合 打率.250 31本塁打 76打点 OPS.860
日本ハム在籍時の2016年には本塁打王も獲得したリーグ屈指の長距離砲。日本ハム入団から3年連続で30本塁打を記録した。2019年はロッテに移籍すると、ここまで31本塁打を放ち、長打力不足に悩んでいたロッテで期待通りの活躍を続けている。
○竹安大知投手 阪神→オリックス
今季成績:8試合 3勝1敗 45回 33奪三振、防御率4.00
FA権を行使して阪神に移籍した、西勇輝投手の人的補償としてオリックスに入団。昨季は2軍で防御率1.30を記録し、飛躍のきっかけをつかんでいた右腕。6月12日に初昇格を果たすと、8月17日にプロ初完封を記録するなど、8試合で3勝を挙げている。