夏季リーグ最後の1戦は愛知・里が意地の完封勝利! 「最終戦は絶対に勝ちたかった」

夏季リーグ最終戦を勝利で飾った愛知ディオーネ【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】
夏季リーグ最終戦を勝利で飾った愛知ディオーネ【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

打線は初回に星川、寺部のタイムリーで2点を先制

 女子プロ野球の夏季リーグは22日、京都で行われ愛知ディオーネが2-0で京都フローラを下した。夏季リーグ最終戦となった京都対愛知の先発はベテラン対決。京都フローラは小西美加、愛知ディオーネは里綾実がマウンドに上がった。

 初回、愛知ディオーネは1番・西山が左中間を破るツーベースヒットで出塁すると1死三塁で3番・星川が右前タイムリーを放ち幸先よく先制に成功。さらに、2死一、二塁から6番・寺部にも左前タイムリーが飛び出し追加点。2点を奪い試合を有利に進める。

 味方の援護を受けた里は初回から4イニング連続3者凡退と圧巻のピッチングを見せ6回を終え無失点と完封ペースで最終回へ。だが、春季、夏季を連覇している京都フローラが意地を見せる。

 1死から3番・村松が中前打を放つと、続く4番・岩谷が右翼線二塁打で二、三塁と一打同点のチャンス。だが、最後は里の意地が上回り5番・中原、6番・三原を打ち取り完封勝利を挙げた。

 スコアボードに「0」を並べた里は「東海エリアを中心とした夏季リーグは、チームとしても個人としてもとても課題の残る苦しい期間でした。だからこそ、最終戦は絶対に勝ちたかったです。試合期間が空いていて、調整が難しかったですが、みんなが試合で結果を出すために考えて練習に取り組んだ結果が出たのではないかと思います」と笑顔を見せた。

 一方、京都フローラは、久しぶりの地元での試合で良いところを見せられずに敗戦となった。次回の京都開催は女王決定戦。秋季リーグで本来の勢いを取り戻し、成長した姿を京都ファンに見せてくれることを期待したい。

(Full-Count編集部)

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