ダルビッシュ、配球批判のファンをデータで“論破” 米メディアも擁護「愚か者に勝利」
22日のジャイアンツ戦では3被弾を浴びたダルビッシュ、ファンがSNS上で配球批判も…
カブスのダルビッシュ有投手がSNSでファンと配球面について舌戦を繰り広げたことが米で話題になっている。米スポーツメディア「12UP」は「ユウは配球に疑問を投げかけた愚か者に勝利した」と見出しを付け、ダルビッシュがツイッター上でファンを“論破”したことを伝えた。
21日(日本時間22日)、本拠地ジャイアンツ戦で6回途中7安打7失点8奪三振無四球の投球を見せたダルビッシュ。この試合では3被弾を許したが、その全てが追い込んでからの変化球だった。この配球について地元メディア「NBCスポーツ・シカゴ」のデービット・カプラン記者が自身のツイッターで「ユウはあまりにも予測しやすい」と配球面を指摘。
このツイート対しダルビッシュは「今夜の試合を除いて、左打者に対して2ストライクの後」とコメントを返し、変化球では打率.137、出塁率205、長打率.222、OPS427、フォーシームでは打率.350、出塁率.435、長打率.650、OPS1085とのデータを公開し“反論”した。
だが、これに“噛みついた”一部のファンは「2ストライク取った後に、いつも“オフスピード・ピッチ”を投げてはダメだ。もっと(球種を)読まれにくくしないと。いろいろ球種を混ぜないとね」と指摘。だがダルビッシュも負けじと「みんな、僕が変化球を投げるを知っている。だけどね、数字をみてごらん」と、2ストライク後のデータを強調した。
それでもファンはデータを理解していなかったのか再び「速球を信用しなきゃ」と追撃。これにはダルビッシュも「もう一度言うけど、数字を見てみて」と釘を刺した。
一連のやり取りを米スポーツメディア「12UP」が注目。ファンと舌戦を繰り広げた日本人右腕を「彼はタイムライン(ツイッター)で生意気な口を利く者たちを容認することはないだろう」と言及。変化球と直球では明らかな差がデータでも表れているだけに「彼にはプロとして15年以上の経験があるのだから、通りすがりのツイッター使用者に説教じみた話をされる必要はない」とダルビッシュを擁護している。
(Full-Count編集部)