大谷、打者で存在感も…来季の二刀流復活は「チームだけでなく野球界に有益」

「二刀流のオオタニがいない世界は楽しみの少ない世界」

「打者・大谷」はメジャー2年目で非凡な数字を叩き出している。キャリア打率.293、出塁率.361、長打率.545という成績で、wRC+(Weighted Runs Created Plus)というセイバーメトリクスで用いられる総合的な攻撃の指標では「143」という数値を叩き出していると特集では紹介。昨シーズンの開幕から500打席以上を記録した打者の中では、大谷の「143」という数字はメジャー15位だったという。

 さらに、平均92.7マイル(約149.2キロ)という大谷の打球速度は、リーグ上位3%に入っているというデータも紹介。一方で、打球の発射角度は昨年の12.3度から6.1度と低くなっているが、特集では「もしも、ゴロの打球の傾向を修正できるなら、彼は柵越えを量産し始めるに違いない。特に彼のコンタクト率と三振率の改善を考慮するならば」と大きな伸び代があることにも言及している。

 エンゼルスのチーム事情からも「投手・大谷」の完全復活は不可欠だという。「エンゼルスはどの球団よりも切実に先発投手を切望している」「投手補強がエンゼルスのプレーオフ進出の唯一の道。そして、オオタニは最も確実なチーム内の補強源となる」と記事では分析。エンゼルスは今季も投手力が大きな課題となり、苦しい戦いを強いられてきた。

 特集は最後に「二刀流・大谷」の存在がいかに素晴らしいものであるかを強調し、締めくくられている。

「昨夏から我々が学んだことは、二刀流のオオタニがいない世界は楽しみの少ない世界ということだ。ピッチャー大谷が役割を担えないと証明するまでは、この青年を二刀流でプレーさせようじゃないか」

 アメリカの野球ファンに喜びをもたらす男と称賛された大谷。来季のMLBで二刀流復活は大きなトピックになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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