大谷を「あと20年見たい」 CY賞候補右腕が米紙で絶賛、二刀流は「クレイジー」

「打席でトラウトと同じぐらい優秀。あんなフィジカル能力の持ち主は見たことがない」

 昨季、右肘靱帯損傷でオフにトミー・ジョン手術を受けた大谷。二刀流伝説は来季再開となるが、コールは同紙の取材に対して持論を展開している。

「僕は彼の打撃が見たい。投球は少しで、クローザータイプの男としてみてみたいんだ」

 先発ローテ崩壊状態のエンゼルスで、大谷は投手として復帰すればエースとしての活躍が期待される。だが、ライバルチームの右腕はクローザーがベストの起用法だと提言をしている。そこにはコールなりの根拠があるという。

「この男は打席でマイク(トラウト)と同じぐらい優秀なんだ。あんなフィジカル能力の持ち主は見たことがない。打撃に専念すれば40本、120打点を叩き出す男だ。本物だよ。それなのに、(先発起用で)なぜ貪欲にならなければいけないんだい?」

 今季、自身3度目のア・リーグMVP最有力候補とされるエンゼルスの主砲トラウトとほぼ同レベルのバッターだとコールは絶賛。打者としてMVPレベルのポテンシャルの持ち主に、先発投手の負担を託すのは欲深いこと、と分析しているのだ。

「彼のプレーを15年、20年と見ていたいんだ。あんな選手は見たことがないからね。だからこそ、自分は貪欲になりたくない。彼を20年プレーさせようじゃないか。自分はただただ見ていたい。興味深い存在なんだよ」

 コール氏は同紙の中でこう語っている。メジャーで20年間活躍してほしい。サイ・ヤング賞候補の右腕もまるでファン目線で、二刀流に異例の提言をしていた。

(Full-Count編集部)

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