飲酒運転事故&“逃走”の姜正浩、就労ビザ問題でブルワーズとのマイナー契約白紙か
16年12月に飲酒運転で事故 17年にも米国の就労ビザが発給されずにシーズンを棒に振っていた
パイレーツから事実上の戦力外となり、自由契約となっていた韓国人、姜正浩内野手。16日(日本時間17日)にブルワーズとマイナー契約を結んだと米放送局「NBCスポーツ」など米複数メディアが伝えられていたが、就労ビザの問題で契約白紙の危機に直面しているようだ。
ブルワーズの地元紙「ミルウォーキー・ジャーナルセンチネル」のトム・ハウドリコート記者は自身のツイッターで伝えたもの。同記者は「依然としてビザ問題で難航中。そのため、(契約は)実現しない見通しだ。いずれにせよ今季のマイナーリーグシーズンはあまり残っていない」と綴っている。
2015年にメジャーデビューした姜正浩は、ルーキーイヤーで126試合に出場して打率.287、15本塁打、58打点をマーク。2年目の2016年も打率.255ながら、前年を上回る21本塁打、62打点を記録した。しかし、2017年は三塁のレギュラー候補と期待されたが、2016年12月に母国・韓国で飲酒運転で事故。事故後に現場から一時離れた姜正浩は当初、同乗者が運転していたと主張するなどして批判を浴び、第4回WBCの韓国代表メンバーから除外。過去にも飲酒運転をしていたことから米国の就労ビザが発給されず2017年シーズンは棒に振り、昨季終盤にようやくメジャー復帰していた。
年俸300万ドル(約3億2000万円)プラス出来高で再契約していた今季は大不振に陥っていた。今季65試合出場し、打率.169、10本塁打、24打点。2日にパイレーツのメジャー40人枠から外され、事実外の戦力外に。ウエーバーにかけられたが、契約する球団はなく5日に自由契約となっていた。
(Full-Count編集部)