佐々木、奥川はどこへ行く ドラフト1位の育て上手はどの球団?

ソフトバンクは今季、高橋純が覚醒するなど、それなりに成長している

【パ・リーグ】
○ソフトバンク
今宮健太、山下斐紹(現楽天)、武田翔太、東浜巨、加治屋蓮、松本裕樹、高橋純平、田中正義、吉住晴斗、甲斐野央

○西武
菊池雄星(現マリナーズ)、大石達也、十亀剣、増田達至、森友哉、高橋光成、多和田真三郎、今井達也、斉藤大将、松本航

○楽天
戸村健次、塩見貴洋、武藤好貴、森雄大、松井裕樹、安楽智大、オコエ瑠偉、藤平尚真、近藤弘樹、辰己涼介

○日本ハム
中村勝、斎藤佑樹、菅野智之(入団せず)、大谷翔平(現エンゼルス)、渡辺諒、有原航平、上原健太、堀瑞輝、清宮幸太郎、吉田輝星

○ロッテ
荻野貴司、伊志嶺翔大、藤岡貴裕(現巨人)、松永昂大、石川歩、中村奨吾、平沢大河、佐々木千隼、安田尚憲、藤原恭大

○オリックス
古川秀一、後藤駿太、安達了一、松葉貴大(現中日)、吉田一将、山崎福也、吉田正尚、山岡泰輔、田嶋大樹、太田椋

 パ・リーグ首位のソフトバンクは千賀や甲斐の活躍から育成選手が台頭するイメージが強い。一方でドラ1が当たらないなどと揶揄されたりもしたが、実際のところドラ1選手も戦力となっている。今宮は不動の遊撃手となり、東浜は2017年に最多勝を獲得。加治屋も昨季72試合に登板し中継ぎとして活躍した。田中、吉住はまだ台頭していないが、今季は4年目にして高橋純が覚醒し、甲斐野も活躍している。

 西武もコンスタントにドラフト1位が1軍の戦力となっている。高橋光は今季9勝をマークして初の2桁勝利に王手をかけており、森友哉は史上4人目となる捕手による首位打者に向けて猛打を爆発させている。日本ハムは大谷翔平を輩出。今季、渡辺諒が1人立ちして二塁のレギュラーとなった。近年は堀、清宮、吉田輝は高卒ルーキーを続けて指名しており、育成に主眼を置いている。

 楽天は絶対守護神の松井が出てきているが、過去10年を振り返ると、チームの核となっている選手が松井だけと少々物足りないか。オリックスは吉田正が球界を代表する強打者に。山岡も今季自身初の2桁勝利をマークし、近年のドラ1はまずまずの成果が出ている。ロッテは荻野貴、中村奨らがチームの中心として活躍。安田、藤原の成長が楽しみだ。

DeNAのここ5年は出色、山崎、今永、浜口、東、上茶谷と5年連続で1軍戦力に

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