昨夏準V金農メンバーがクラブ選手権に出場!「少しでも吉田の耳に伝われば」

ゴールデンリバースの菊地、斎藤、大友(左から)【写真:工藤慶大】
ゴールデンリバースの菊地、斎藤、大友(左から)【写真:工藤慶大】

結果は初戦敗退も…「同級生が大舞台で頑張っている。刺激を受けています」

 第44回全日本クラブ選手権は27日、大会2日目が行われ、千曲川硬式野球クラブ(北信越地区代表)がゴールデンリバース(東北地区代表)に4-0で勝利した。

 ゴールデンリバースには、今季から昨夏の甲子園準優勝で“金足農旋風”を巻き起こしたメンバーから3人が加入。2回戦の大垣日大戦で決勝本塁打を放った大友朝陽外野手、準々決勝の近江戦でサヨナラ2点スクイズを決めた斎藤璃玖内野手、吉田輝星投手(現日本ハム)の女房役を務めた菊地亮太捕手の活躍で東北第1代表として全国の切符を掴み取っていた。

 迎えた全国大会初戦。千曲川硬式野球クラブの4番・豊田のソロで先制を許すと、2番・小林の2ランで追加点を奪われた。9回には斎藤璃、大友に連続エラーが出てさらに1点を失った。打っては大会屈指の好投手・八幡に完封されて0-4で敗れた。結果は悔しい初戦敗退となってしまったが、3人はすでに前を向いている。大友は「3年のうちに日本一を目指したい」と話すなど、甲子園ではあと一歩で届かなかった日本一を目標に掲げている。

 3人はもちろん日本ハム吉田輝のニュースもチェックしている。「同級生が大舞台で頑張っている。自分たちも野球でもっと頑張ろうという刺激を受けています」と話したのは女房役だった菊地。斎藤璃は「ニュースとかで見てます。頑張ってると思う。少しでも吉田の耳に自分たちも頑張ってることが伝わればと思います」と活躍を誓った。

 さらに昨夏の準優勝メンバーとはグループ通話などで連絡を取っているという。大友は「自分たちは仕事もしてるけど、吉田はプロで暇な時間も多いと思う」と特に頻繁に話す仲が続いているようだ。7月11日に仙台で行われたフレッシュオールスター後には右腕が秋田に帰省。秋田に残っているメンバーと食事を楽しんだ。菊地は久しぶりに話した内容を「くだらない話です」としたが、互いに刺激になったようだ。プロ初勝利を挙げた吉田に続いて、クラブ選手権出場という結果を残した3人。それぞれが新たな道に進み、さらなる高みを目指していく。

(工藤慶大 / Keita Kudo)

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