鈴木が初タイトルなるか? ビシエド、糸井の経験者か? どうなるセの首位打者争い

鈴木が首位打者を獲得すれば、広島の打者としては2004年の嶋重宣以来15年ぶり

 昨年と一昨年の8月末時点での打率5傑

○2018年
1ビシエド(中)426打数148安打 打率.347
2平田良介(中)402打数135安打 打率.336
3鈴木誠也(広)328打数110安打 打率.335
4坂本勇人(巨)354打数117安打 打率.331
5青木宣親(ヤ)406打数133安打 打率.328

○2017年
1宮崎敏郎(De)392打数125安打 打率.319
2マギー (巨)425打数134安打 打率.315
3丸佳浩 (広)478打数150安打 打率.314
4大島洋平(中)476打数149安打 打率.313
5安部友裕(広)358打数111安打 打率.310

 両年とも、この時点での首位打者が最終的にタイトルを取っているが、2017年はまれにみる大混戦。1分以内に5人がひしめいていた。宮崎は最終的に.323まで打率を上げた。

 一般的に打撃、とりわけ打率争いでは左打者が有利とされるが、セ・リーグはここ3年間、2位までが右打者。過去5年間の首位打者も2015年のヤクルト川端を除いて右打者。この間、パ・リーグはすべて左打者。際立った違いを見せている。

 鈴木が首位打者を獲得すれば、広島の打者としては2004年の嶋重宣以来15年ぶり。ビシエドが取れば外国人打者としては1994~96年に3年連続で首位打者になった中日のパウエル以来の連続首位打者になる。

 糸井が首位打者になれば、江藤慎一(中日、ロッテ)、内川聖一(横浜、ソフトバンク)に次ぐ史上3人目の両リーグ首位打者。38歳シーズンでの首位打者は、1979年のミヤーン(大洋)、1989年のクロマティ(巨人)、2008年のリック(楽天)の36歳シーズンを上回り、史上最高齢になる。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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