シーズンも残り1か月 去就も気になる各球団ベテラン選手の今季と現在地

明暗分かれる“松坂世代”、松坂大輔は1軍未勝利

【1979年世代】
能見篤史(阪神)40歳
1軍:44試合1勝1敗0セーブ16ホールド 防4.38
五十嵐亮太(ヤクルト)40歳
1軍:44試合5勝1敗0セーブ3ホールド 防3.05
石原慶幸(広島)39歳
1軍:25試合47打数7安打0本塁打3打点 .149
細川亨(ロッテ)39歳
1軍:23試合6打数2安打0本塁打1打点 .333
石川雅規(ヤクルト)39歳
1軍:19試合6勝5敗0セーブ0ホールド 防3.45

 阪神の能見は中継ぎとして44試合に登板し、今でも阪神に欠かせぬ存在。五十嵐は昨季でソフトバンクを戦力外に。古巣のヤクルトに復帰すると、中継ぎで44試合に登板しており、貴重な戦力となっている。石原は2番手捕手として、主にジョンソンとコンビを組んで出場。細川は終盤戦に入り“抑え捕手”としての起用が増えている。石川はローテの一角を担って、苦戦の続くヤクルトで6勝をマークしている。

【1980年世代】
久保裕也(楽天)39歳
1軍:18試合2勝1敗0セーブ2ホールド 防3.26
藤川球児(阪神)39歳
1軍:45試合4勝1敗9セーブ22ホールド 防1.60
松坂大輔(中日)38歳
1軍:2試合0勝1敗0セーブ0ホールド 防16.88
2軍:6試合1勝3敗0セーブ0ホールド 防2.89
渡辺直人(楽天)38歳
1軍:19試合16打数1安打1本塁打1打点 .063
永川勝浩(広島)38歳
1軍:登板なし
2軍:18試合0勝3敗1セーブ0ホールド 防6.19
実松一成(日本ハム)38歳
1軍:5試合1打数0安打0本塁打0打点 .000
2軍:10試合4打数0安打0本塁打0打点 .000
和田毅(ソフトバンク)38歳
1軍:8試合4勝2敗0セーブ0ホールド 防2.76
館山昌平(ヤクルト)38歳
1軍:1試合0勝1敗0セーブ0ホールド 防6.00
2軍:17試合4勝4敗0セーブ0ホールド 防3.61

 いわゆる“松坂世代”の1980年生まれの世代。際立つのが阪神の藤川の活躍だ。ここまで45試合に登板して防御率は1.60。ドリスの不振によりセットアッパーからクローザーへと役割を変えて阪神を支えている。ソフトバンクの和田は左肩痛から復帰すると、ここまで8試合に先発して4勝をマーク。復活を果たした。楽天の久保も6月から8月半ばにかけて1軍で19試合に登板している。

 その他の選手は苦戦が続く。世代の中心である中日の松坂は春季キャンプ中にファンとの接触で右肩の炎症を発症。7月16日の阪神戦で1軍復帰を果たして5回2失点と好投したが、2度目の先発となった同27日のDeNA戦で1アウトしか取れず8安打8失点と炎上して2軍降格となった。日本ハムで2軍育成コーチを兼任している実松は1軍では5試合出場にとどまる。渡辺は19試合に出場しているが、ソロ本塁打の1安打のみ。館山は1軍登板1試合、永川は1軍登板なしとなっている。

ヤクルト青木、阪神糸井の活躍が際立つ1981年生まれ世代

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