ダルビッシュ、好投呼んだ“新球”は1週間で習得 守護神も監督も驚愕「あり得ない」

キンブレルは「ほとんどの人間は投げられるという信頼をそこまで置けない」

「ほとんどの人間は(新球に対して)投げられるという信頼をそこまで置けない。そして、あんな試合で繰り出すなんて。彼という人間をすごく現していると思うよ」

 キンブレルはダルビッシュの大胆さに舌を巻いていたという。スライダーなど変化球の使い手として知られるダルビッシュだが、今回の新球習得でカーブだけで3種類目になったという。時速70マイル(約112キロ)以下の超スローカーブ、時速75マイル(約120キロ)程度の通常版カーブ、そして、時速80マイル(約129キロ)で急降下するナックルカーブだ。

 フォーシーム、ツーシーム、スライダー、チェンジアップ、スプリット、カットボール、ハードカッター、2種類のカーブに続き、今季ダルビッシュが披露した10種類目のボールになったと記事では報じている。スプリングトレーニングでナックルカーブを学び、現在も修行中というルーキーのローワン・ウィック投手も「彼は人間としてただただ才能豊かなんだ」とダルビッシュに脱帽していたという。

 ジョー・マドン監督も「ありえない。メジャーリーグの投手はいつだって色々試していることは知っている。だが、チームメートから学んだボールを投げられるようになるには多くの感触が必要となる。あんなに早く、しかも効果的に実戦で導入できるなんて、ありえないよ」と驚きを隠せない様子だった。

 メッツ戦でキャリア通算2500奪三振を記録したダルビッシュ。守護神直伝の魔球ナックルカーブでさらなる三振の山を築いてくれそうだ。

(Full-Count編集部)

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