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「ずっと憧れでした」“天真爛漫”かれんさんが思い描く理想の売り子像とは

急な階段を何度も駆け上がり、駆け下り、膝を真っ黒にしながら、いつでも笑顔でビールを売る。スタジアムのお仕事の「花形」と言えば、ビールの売り子さんだろう。青空の下でその冷たさが身に沁みる夏は、彼女たちのありがたさを余計に痛感する。

キリンの一番搾りを担当しているかれんさん【撮影:馬塲呉葉】
キリンの一番搾りを担当しているかれんさん【撮影:馬塲呉葉】

楽天生命パークで働くひなさん、中高生時代から「頭の中が野球、野球、野球……」

 急な階段を何度も駆け上がり、駆け下り、膝を真っ黒にしながら、いつでも笑顔でビールを売る。スタジアムのお仕事と言えば、ビールの売り子さんだろう。青空の下でその冷たさが身に沁みる夏は、彼女たちのありがたさを余計に痛感する。

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 華やかな彼女たちの姿に、淡い憧れを覚える女性も少なくはないはず。また、売り子さんの存在は海外では見られないもので、日本プロ野球の大切な文化の1つでもある。

 ここではそんな売り子さんのうち、楽天の本拠地・楽天生命パーク宮城で働く方々を紹介。ひなさんに続き「パ・リーグインサイト」編集部のインタビューに答えてくれたのは、キリンの一番搾りを担当しているかれんさんだ。

 大人っぽい見た目だが、天真爛漫なリアクションで周囲を笑顔にしてしまうところが魅力的なかれんさんは「テラスハウスに出ていたChayちゃんが大好きで、その子になりたい」「スタバに行ったら必ずチャイティーラテを飲みます」とお茶目に自己紹介をしてくれた。

 生まれも育ちも仙台で、小学校1年生のときに球場と楽天イーグルスができたが、印象は「夢の国」だったそうだ。「弟が野球を始めたので球場に来てみたら、野球ってすごく格好いいなと」。そこから野球の魅力にはまっていき、中学生のときは「野球の応援に行ける」という理由で吹奏楽部を選び、高校生のときはラグビー部のマネージャーだったが、それも「野球部のマネージャーができないから」だ。「頭の中が野球、野球、野球だった」と話す。

 売り子さんになろうと思ったきっかけを尋ねると、「球場に初めて来たとき売り子さんの存在を知って、キラキラしていてかっこいい存在だなと。ずっと憧れのような存在でした」と、大きな目を輝かせる。「中高生のとき売り子をやりたい! って気持ちがむくむくっと湧いて、(高校)卒業と同時にすぐに応募をしました。あと売り子は頑張った分だけ数字で出るし、頑張った分だけ稼げるので、自分に挑戦してみたいなという気持ちでした」と振り返る。

 さらに「もともと運動が苦手だったんですが、売り子になって運動がすごく好きになりました。今はフットサルしたり、夜にちょっと走ってみたりストレッチしてみたり、身体を動かすのが好きになってきました。健康になったかもしれない(笑)」と思わぬ効果もあったという。

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