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「ずっと憧れでした」“天真爛漫”かれんさんが思い描く理想の売り子像とは

急な階段を何度も駆け上がり、駆け下り、膝を真っ黒にしながら、いつでも笑顔でビールを売る。スタジアムのお仕事の「花形」と言えば、ビールの売り子さんだろう。青空の下でその冷たさが身に沁みる夏は、彼女たちのありがたさを余計に痛感する。

自己最高は驚異の315杯「自分を覚えてくださることがモチベーション」

 もちろん楽天イーグルスのファンで、特に好きなのは「平石監督」だ。「まず見た目が格好いい。試合中の様子をテレビで見ると、選手が活躍したときに笑顔で喜んでいる姿が素敵だなと思って」と照れながら明かしてくれたが、共感できるファンは多いだろう。

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 そんなかれんさんに自己最高の販売数を聞くと、「昨日(インタビューの前日)実は出ました。315杯出ました」と驚きの数字が……。

「試合が長かったのですが、最後のぎりぎりまで販売していいよと言ってもらえて、最後の1人だったみたいです。体力的には本当に、これまでにないくらいしんどいなと思いましたが、でも気持ちの昂りは今までにないくらいで、やるしかないと。そしたらちょうど終わるギリギリに売り切れて315杯。さいこーです!」

 その日は暑さも厳しかったが、「お客さまが自分のことを覚えてくださる、それがすごくモチベーションになっています。待ってくれる人がいるから頑張ろうと。辛かったですが、今までにないくらいのやりがいと充実感を感じられました」と笑顔を見せてくれた。

 売り子さん同士は、勤務が終わった後に一緒に遊びに出かけるほど、とても仲が良いそう。かれんさんは「一致団結って感じです」と表現するが、彼女の晴れやかさを見ているとその通り素晴らしい環境であることがうかがえた。

 大変そうなイメージばかりが先行する売り子さんのお仕事。夏は特に彼女たちの体力が心配になるが、かれんさんはお仕事の充実感を全身で表現してくれた。その姿は、かつての彼女自身が憧れた「キラキラしてかっこいい」存在そのものだろう。

(「パ・リーグ インサイト」馬塲呉葉)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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