妻子ら3人殺害、容疑者は義弟… レイズ有望株は悲劇に沈痛「人生をめちゃくちゃに」
レイズ傘下2Aモンゴメリーのビベンズの妻ら家族3人が義弟に殺害される
レイズ傘下2Aモンゴメリーに所属する若手有望株のブレイク・ビベンズ投手の妻ら家族3人が28日(日本時間29日)、米バージニア州で殺害された。ビベンズは自身のインスタグラムに「心が灰になった」などと綴った。AP通信などが伝えている。
米スポーツ専門局「ESPN」などによると、殺されたのはビベンズの妻のエミリーさん、1歳の息子のカレンちゃん、そしてエミリーさんの母の3人。地元メディアの報道によると、エミリーさんの弟で10代のマシュー・バーナード容疑者が、3件の第1級殺人の疑いで逮捕された。
最愛の家族を亡くしたビベンズは自身のインスタグラムに家族3人の写真を投稿。「私のこれまでの人生は、めちゃくちゃにされた。家族と私が感じている心の痛みは、耐えがたいもので、言葉で表現できません。家族のいない将来を思うと、私は震えています」と、3人を亡くした心境を綴った。
ビベンズはモンゴメリーのモーガン・エンスバーグ監督に付き添われて、29日に遠征地から飛行機で南バージニアに戻ったという。エンスバーグ監督は「本当にひどい。ブレイクは、信じられないくらい強い人間だ。彼が私の視界から外れないようにして、常に見ている」とビベンズを思いやった。
最愛の家族を亡くしたショックは計り知れない。ビベンズはインスタグラムで「エミリー、僕の愛しい人。あなたは、世界で最高の妻であり、母でした。あなたがいたからこそ、今の私がある。私の欠点も含め、すべてを愛してくれた。そして、私達の大切な男の子をこの世に生んでくれて、家族が完成した。あなたの愛や親切さは、僕を含め、数えきれないほどの多くの人達の人生を変えた」、「君(息子のカレン)がここにいないと、私は息ができない。君が生まれてきてくれたからこそ、僕はやっと愛の意味がわかった」と悲しみのコメントを残している。
(Full-Count編集部=AP)