【U-18W杯】2発8打点の西純矢、永田監督なぜDHで起用?「目が輝いていた」

南アフリカ戦で2本塁打8打点と活躍した侍U-18代表の創志学園・西純矢【写真:荒川祐史】
南アフリカ戦で2本塁打8打点と活躍した侍U-18代表の創志学園・西純矢【写真:荒川祐史】

「DHは西にしようか、宮城にしようか迷ったんですが、大当たりでした」

■日本 19-0 南アフリカ(31日・機張)

 韓国・機張(きじゃん)で行われている「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(全試合テレビ朝日系列・BS朝日・AbemaTVで放送)は31日、大会2日目を迎え、侍ジャパン高校代表は南アフリカと対戦。DHで起用された西純矢の2本塁打を含む3安打8打点の活躍など、打線が毎回の19点を奪い、19-0で6回コールド勝ちした。

 投のヒーローが5回を無安打に封じた浅田なら、打のヒーローはもちろん西だった。「7番・DH」でスタメンに起用されると、3回の第2打席で犠飛を放った西。4回2死一、三塁では、1ボールからの2球目の直球を完璧に捉えた。打球は左翼席へ飛び込む3ラン。チーム初本塁打となる一発を放った。

 さらに、西は5回1死満塁で迎えた第4打席でも左前へ適時打を放ち、6回の第5打席では再び左翼スタンドへと突き刺さるこの日2本目の本塁打となる2ラン。この日3安打2本塁打8打点の大暴れ。4打席連続で打点をあげて大勝に貢献した。

 この活躍には、起用を決断した永田裕治監督も驚きを隠せなかった。「DHは西にしようか、宮城にしようか迷ったんですが、大当たりでした」と、衝撃的な活躍に目を細めた。初戦のスペイン戦では武岡をDHで起用していた永田監督だったが、この日はなぜ、西のDH起用に踏み切ったのか。試合後、指揮官は抜擢の理由を「西の目が輝いていましたので。スタッフと話して西にしようと」と語った。西の瞳の奥に、何かを感じ、それが見事に的中した形となったようだ。

U-18W杯のオープニングラウンド試合日程は以下の通り(※全試合BS朝日・AbemaTVで放送予定)。

8月30日(金)日本vsスペイン 4○2
8月31日(土)日本vs南アフリカ 19○0
9月1日(日)18時~ 日本vsアメリカ
9月2日(月)18時~ 日本vs台湾
9月3日(火)18時~ 日本vsパナマ

(Full-Count編集部)

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