西武辻監督、2発絶好調の7番・山川をべた褒め「2つ目の4番」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

8月2度目の5連勝!一発攻勢でついに鷹に並ぶ

■西武 10-5 ソフトバンク(31日・メットライフ)

 西武が31日のソフトバンク戦(メットライフ)で、4本塁打を含む15安打10得点の猛攻でソフトバンクを下し、カード勝ち越しを決めた。先発の高橋光が5回7安打3失点と苦しみながらも自身初の10勝目を挙げた。これで8月に入って2度目の5連勝。首位・ソフトバンクとゲーム差なしの2位となった。

 首位攻防戦を圧倒的な打撃で勝ち越した。初回、ソフトバンク先発・和田から森の21号2ラン、山川の39号2ランなどで先制に成功。いきなり5点を奪い、試合の主導権を握った。その後一時3点差まで迫られたが、7回に山川の40号ソロ、8回には外崎の適時打が飛び出し2点を追加。終わってみれば15安打10得点とソフトバンクを突き放した。辻監督は「初回の5点は見事でした」とこの日も大暴れした打線を称えた。この日2ホーマーの山川については「山川はよくなってきた。中村と栗山がチャンスを作ってくれるし、(7番に座る)山川は“2つ目の4番”だと思っている」とここにきて絶好調の主砲・山川をべた褒めしていた。

 先発の高橋光が5回7安打3失点と苦しみながらも自身初の10勝目。試合後に高橋光は「内容はあまりよくなかった。初回から飛ばし過ぎてしまって、後半に点を取られてしまった」と反省を口にしながらも、首位攻防の大事な1戦での勝利に「すごく大事な場面で投げさせてもらえて、チームが勝ったのが一番嬉しいです」と逆転優勝への大きな白星を噛みしめていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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