スカッグスの死因判明で深まる謎 薬の入手経路などに米注目「捜査はどこへ向かう」
スカッグスの体内から検出されたオピオイド系の薬はMLBとMLB選手会で禁止されている
記事の中では「家族がエンゼルス関係者の誰かが、スカッグスの死に関与したかもしれない、と示唆したことは、大きな注目を浴びている。それは、これに関わったエンゼルスの関係者が、彼の死に対しての道徳的、法的な責任に問われることも意味している」と指摘する。スカッグスがどのようにして、このMLBとMLB選手会で禁止されているオピオイド系の薬を入手し、なぜ使用したのか、そして、なぜアルコールと併用したのか、誰かと一緒だったのか、などについては不明のままとなっている。
中毒性が高く、医師の処方箋でのみ入手可能だというフェンタニルとオキシコドン。これらのオピオイド系鎮痛薬とアルコールを同時に摂取すると呼吸器系に問題が起こり、死に至る場合があると、同誌でも言及されている。
「警察の捜査で重要なのは、7月1日のスカッグスの行動である。その夜に行われるはずであった、レンジャーズとの試合の何時間も前に彼は発見されたが、エンゼルスは遠征中であり、その時の選手の行動は、通常、チームでだいたい把握されているはずだ」と指摘する「スポーツ・イラストレイテッド」。今後、エンゼルスのチームメートやコーチ、トレーナー、チームドクターなども警察から話を聞かれるであろうと予想している。
「もし、誰かが、スカッグスに違法に薬物を与えていたら、彼は、麻薬取引(密売)などの罪にとわれるかもしれない。その上、スカッグスの家族が、ネグリジェンス(人/物に損害を及ぼす状況下で然るべき注意を欠くこと)なとで、その人物を訴えることもできる」。大きな衝撃を与えることとなったスカッグスの死因。そこには、どのような真実が隠されているのだろうか。
(Full-Count編集部)