バーランダーが自身3度目のノーヒットノーラン達成 MLB史上6人目の偉業
9回無安打無失点14奪三振1四球の準完全投球、敵地で同じチーム相手に2度達成は史上初
■アストロズ 2-0 ブルージェイズ(日本時間2日・トロント)
アストロズのジャスティン・バーランダー投手が1日(日本時間2日)、敵地ブルージェイズ戦で自身3度目のノーヒットノーランを達成した。9回無安打無失点14奪三振1四球。120球の力投だった。
バーランダーは初回1死からビジオに四球を与えるも、その後は26打者連続アウトの準完全投球。8回にはテレス、グリチャク、マッキニーを3者連続三振に仕留めるなど圧倒的な投球だった。
打線もブルージェイズの3投手の継投の前に8回まで3安打無得点に抑えられていたが、9回にトロの2ランで2点を奪取。バーランダーの快挙を演出した。
メジャーリーグでノーヒットノーランは通算303度目。今季は4度目で、アストロズは8月3日(同4日)に4投手の継投で達成していた。
バーランダーは2007年6月12日の本拠地ブルワーズ戦、2011年5月7日の敵地ブルージェイズ戦とタイガース時代に2度達成しており、これが自身3度目。MLB公式サイトによると、ノーヒットノーランを3度以上達成したのは、ノーラン・ライアン(7度)、サンディ・コーファックス(4度)、ボブ・フェラー(3度)、ラリー・コーコラン(3度)、サイ・ヤング(3度)に続いて史上6人目。敵地で同じチーム相手に2度のノーヒットノーランを達成したのは史上初だという。
試合後、地元テレビ局のインタビューに「言葉にできないよ」と話したというバーランダー。新人王、サイ・ヤング賞、MVPを受賞してきた36歳の右腕がまた1つ伝説を残した。
(Full-Count編集部)