鷹・今宮、自己最多タイ14号も「岸さんからすれば失投」 途中交代続き「悔しい」
左脚の状態が万全ではなく途中交代続く「悔しいし、チームに申し訳ない」
■ソフトバンク 3-2 楽天(3日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクの今宮健太内野手は3日、本拠地・楽天戦の2回に先制の14号ソロを叩き込んだ。打った瞬間にわかる完璧な当たりだった。
まだ試合は序盤の2回。この日、8番に入った今宮は1死ランナーなしで最初の打席を迎えた。ストレートばかりで1ボール2ストライクとなった後の4球目もストレート。低めではあったが、真ん中寄りに入ってきた甘い球を見逃さなかった。先制となる14号ソロは、本人も驚くほどの完璧な当たりだった。
「たまたまですよ。あれは岸さんからすれば失投でしょう。でも、それを捉えられたのは良かったかな」と今宮。工藤公康監督も「先制できたことが何より大きかった」と高く評価した。
これで14号。2017年に記録した自己最多の本塁打数に並んだ。「1本でも多く打ちたいですし、今年は20本を目標にやってきた。今年(目標に)いくにしても、いかないにしても、(20本打てる)可能性が見えてくる数字なのかなと思う」と語った。一方で打撃自体については「自分の思う通りに振れているわけではない」と言う。左脚の状態はまだ万全ではなく、この日も第3打席を終えて8回の守備からベンチに退いた。
「代わるのは悔しいですし、チームに申し訳ない。だから、出場したらどんな形であれ仕事がしたいと思っています」
次の試合でも“自分の仕事”を成し遂げることを目指して、守備に就き、打席に入る。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)